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さかのぼり日本史 外交篇 5 江戸 外交としての「鎖国」 -なぜ、二百年以上の平和が可能だったのか

山本博文

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784140815656
ISBN 10 : 4140815655
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2013
Japan

Content Description

目次 : 第1章 北の黒船日露交渉―ペリー来航の約六十年前、蝦夷地の松前城下で初の日露交渉が行われた。衝突はいかにして回避され、“鎖国”は守られたのか/ 第2章 将軍吉宗自立経済への道―密貿易の激増により経済の混乱を招いた幕府は、唐船の打ち払いによって、貿易管理体制を強化する。吉宗の目指したものとは/ 第3章 将軍家光鎖国の決断―オランダ商館の出島移転により、幕府はいわゆる“鎖国”への道を歩む。なぜ、貿易の不利益ともなる政策を選んだのか/ 第4章 将軍秀忠鎖国の原点―家康の貿易振興策を一八〇度転換したといえる秀忠の貿易統制―その狙いとは何か。二百数十年に及ぶ“平和”はこうして築かれた

【著者紹介】
山本博文 : 1957年岡山県生まれ。東京大学大学院情報学環・史料編纂所教授。東京大学文学部国史学科卒業。同大学院人文科学研究科修士課程修了。文学博士。専門は近世日本政治・外交史。『江戸お留守居役の日記』(読売新聞社、のち講談社学術文庫)で第40回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • gissy

    「鎖国」のイメージが近年大きく変わってきましたね。江戸時代初期に形になったキリシタンの取締りに端を発し、輸入超過の解決につながる国内産業の発達、そして開国へと流れをつかみやすい内容でした。

  • ごる

    教材研究として読了。所要時間2時間半くらい。「鎖国」をテーマに日露交渉→吉宗→家光→秀忠とさかのぼっていく。内容的は高校レベル?「へーーそうなんだ!!」となることが多く、勉強不足を痛感した。教科書の説明にはたくさんの捨象があって、あの分量なので、もっともっと想像力を働かせねば。幕府の武威の保持、鎖国と海外情勢との関わり、外交にあたえる自国経済の成長…etc知識としては知っていたけれども、頭の中で繋がってなかった部分にもたくさん気付けた。ドッグイヤーを見返すと、「国際紛争」を思い出した。読み直そうかな。

  • 果てなき冒険たまこ

    今回はペリー来航60年前の松平定信から家康を継いだ2代将軍秀忠まで。その間にも吉宗、家光と諸外国、特にキリスト教徒に対する政策をどのように展開していったか、逆の流れがとても面白いと思う。家光、秀忠の時代になると(次巻以降登場すると思う)秀吉の影がちらつくところに歴史を知ってしまったものだけがわかる現在がどうやって過去に繋がるのか楽しみは広がるばかりだね。

  • けい

    ★★★★ TV放送にて視聴しておりました。 内容はとても良いと思います。鎖国にまつわる歴史を徳川家康から二代将軍秀忠、三代家光、そして八代吉宗。また将軍以外には側近とし活躍した新井白石、老中として名高い松平定信などがどのように関わったのかがわかります。鎖国イコール完全に外交をとざす。とイメージしがちですが決してそうではなく、外交相手国の制限からはじまり、港の制限、幕府の許可、直轄する藩の許可、輸出品目と数量の制限などその時代によって制約が変化していく流れが分かり易く書かれています。 学生時代に読んで

  • ぼのまり

    江戸時代、平和を維持するためには「鎖国」という政策は必須だったことが改めてわかる。今の世の中で同じことをするのは想像できないけれど、「鎖国」に至り、それを維持した徳川幕府の思考プロセスは学ぶべきところが多いように感じる。

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