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倒せ独裁!

山本博之

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784816616068
ISBN 10 : 4816616063
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2016
Japan

Content Description

若者たちは獄中で本や雑誌を入手し、看守に隠れて学びあった。獄房のレンガの壁に本を隠し、レジ袋をノートにした。ビルマ(ミャンマー)の元政治囚はいった。「若者は国の頭、国の心臓だ。若者が動けば国は変わる!」

目次 : 序 板挟みになったジョージ・オーウェル/ 1 声明はひそかに配布された/ 2 学生も教師も投獄された/ 3 私たちは、獄中で世界のニュースを読んでいた/ 4 声を上げる自由を得るために闘った/ 5 独裁の再来を防ぐために/ 6 独裁を倒す方法

【著者紹介】
山本博之 : 1983年、朝日新聞社入社。大阪社会部、アジア総局(バンコク)、大阪企画報道室などを経て2010年退社。フリーランスに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • BLACK無糖好き

    ミャンマーの長い民主化運動を闘った人たちへの取材が中心。政治囚支援協会などの推測によると、1962年以降、7000人から1万が政治囚として投獄されたという。◆知性を磨き、良い本を読み、自分を変えることができるようにならなければならないとのアウンサンスーチーの言葉に、獄中の若者が触発され、「タイム」や「ニューズウィーク」を暗記するまで読み込み、獄中で雑誌を発行するまでに至る。どんな変化も、一握りの人たちから始まる。やがてそれが広がり、歴史を動かす原動力となる。 

  • ののまる

    独裁政権下の不当逮捕で10年ちかく、悲惨な状態の刑務所に入れられていた若者たち。政府に反抗させないために「知性をなくしてやろう」とする軍事政権に、獄中で独学することで対抗していた。坑を掘って何とか入手した本や雑誌を隠し、同じ被収容者の中に教師や英語が出来る人を探して教師になってもらう。ビニール袋に字を書いて勉強する。給料の低い看守のなかには協力者も出てきて、独学でジャーナリズムや英語を習得した。出所後、彼らが国内外でミャンマーを支える人材になっていく。胸が熱くなる。

  • 田中峰和

    通常、ミャンマーと呼ばれる国名も軍事政権の決めた国名として、アウンサンスーチーや英米はビルマと呼ぶ。イギリスと日本が奪い合い、スーチーの父アウンサンの独立運動後も中国共産党に翻弄されたビルマ。内政は一向に安定せず、58年からは軍事政権が続き経済状況は悪化するのみ。88年に8888民主化運動が起こるも、スーチーは軟禁され、教授や学生は次々に投獄された。筆記具もない獄中で熱心に英語や日本語を学ぶ政治囚たち。教育こそ独裁を跳ね返す武器と知識を教えあう彼らの地道な努力。事実上のアウンサンスーチー政権が誕生した。

  • いっちー

    アウン=サン=スーチーの「知性を磨け、本を読め、自分を変えろ」という言葉に触発され、投獄された若者たちは「獄中図書館」を開く。政治囚に寛容な看守にお金を渡し「タイムズ」「ニューズウィーク」を入手し、堀の外から雑誌を投げ込んでもらう。また、トイレにビニール袋を巻いて本を隠したり、壁の脆い所を壊し本を隠す。畑で労働をしながら、地面に文字を書き英語を学んだという。「独房の中、本もなく書くこと許されないと人はダメになる。肉体の代わりに知性を抹殺するのが、当時の軍事政権の狙いだった」という元政治囚の言葉が重い。

  • OMO

    面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×

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