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すばらしい医学 あなたの体の謎に迫る知的冒険

Takehito Yamamoto

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784478118016
ISBN 10 : 4478118019
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

私たちは、自分の体のことをほとんど知らない。人はなぜ病気になるのか?、ヒポクラテスとがん、奇跡の薬は化学兵器から生まれた、医療ドラマでは描かれない手術のリアル、医学は弱くて儚い人体を支える…。現役外科医が語る、人体と医学のはなし。

目次 : 第1章 あなたの体のひみつ(立ちくらみはなぜ起こるのか/ 左右の目は違う世界を見ている ほか)/ 第2章 画期的な薬、精巧な人体(毒から生まれた新薬/ 歴史を変えた抗生物質/ 日本で生まれた画期的な新薬/ ホルモンを世界で初めて抽出した日本人/ 奇跡を起こした新薬/ モルヒネとアヘン/ 爆弾の開発かた生まれた薬/ かつては治療薬のなかった胃潰瘍/ ヒスタミンと「偽アレルギー」/ 胃腸炎で死んでいた時代/ 牛の奇病から生まれた薬)/ 第3章 驚くべき外科医たち(外科治療のはじまり/ 感染症と手足の切断/ 手術の早業と世界初の救急車/ ドリトル先生のモデルになった外科医/ 男爵になった外科医/ 「清潔」とナイチンゲール/ 世界で初めて胃がん手術に成功した外科の巨人/ 医療現場でもっとも有名な道具/ 人気の嗜好品だった薬物)/ 第4章 すごい手術(現代医療におけるメスの進歩/ 器械で腸を切って縫う/ 手術時のガーゼは超重要/ 重力で腸を移動させる/ ロボットが牽引する新しい外科学)/ 第5章 人体を脅かすもの(悲惨なウイルス漏洩事件/ 目に見えない脅威/ 長く知られなかった肺がんリスク/ 生命を完全に破壊する光線/ 発症すると必ず死ぬ病気/ テロに用いられた神経毒)

【著者紹介】
山本健人 (医学) : 2010年、京都大学医学部卒業。博士(医学)。外科専門医、消化器病専門医、消化器外科専門医、内視鏡外科技術認定医、感染症専門医、がん治療認定医など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mae.dat

    『すばらしい人体』に続く知的冒険の第2弾。感想は前作のものをコピペしても通りそうですけど( ໊๑˃̶͈⌔˂̶͈)。肝臓はその通りなのですが、それ以外の臓器も精緻な化学工場だなぁと。薬との反応も化学で説明するの好い。本書では特に麻酔の有り難みですかね。花岡青洲とウィリアム・モートンには感謝です。麻酔無しの外科手術とか怖し過ぎて(ó﹏ò。)。現代に生きていて真に良かったよー。それに麻酔に依って、更に医療技術だけでなく、知見も大きく広がりましたよね。あと、衛生知識も地味ながら超重要(๑•̀ㅂ•́)و✧。

  • trazom

    前作の「すばらしい人体」と同じくらい面白い。「本書では、人体の脆さにスポットライトを当てた」とあるが、「人体が弱く儚いからこそ、人類はその叡智を結集して医学を前進させてきた」として医学の発展の物語が生き生きと語られる。薬、施術法、医療器具など、自らを実験台とする危険を顧みず開発を進めてきた医学者たちの姿が感動的だ。山本先生の著者は、頭の中の知識の点と点が、線となって結びつき、なるほどと納得して肚落ちがする。正に、副題の「知的冒険」である。文章を読んで元気が漲ってくるのは、著者のお人柄だろう。いい本だ。

  • ぶち

    前作の『すばらしい人体』で人体の仕組みの素晴らしさに感嘆し、今作の『すばらしい医学』で人体がいかに弱くて脆いかということに落胆しました。自然界のありふれた物質や目に見えないほど小さな細菌などによって生命維持機能はあっけなく破綻してしまうんです。医学は、病気の成り立ちを理解し病気にひそむ謎を解いていくことで、多くの治療法を生み出してきました。人類は知恵と技術を磨き、医学を進歩させてきたんです。容易に壊れてしまう脆い人体を守り抜きたいという医学の素晴らしさに、先の落胆は感嘆へと変わりました。素晴らしい本です。

  • けんとまん1007

    改めて、人間という生物の凄さ・精密さ・強さ・弱さを考える材料がふんだんに提供されていて、興味が尽きない。さらに、それを支える医学の歴史だけでなく、自然界に存在するものの影響も書かれているのがいい。自分自身の経験から、今の医療の有難さを実感しているし、そこにいたる営みが興味深い。

  • たまきら

    先日読んだ人体が面白かったので、こちらも。外科医である著者が感嘆する「人体がいかによくできているか」が前作だとしたら、今作は相反する「人体はいかに弱く脆いか」という著者の落胆を受けてこその内容です。弱いからこそ英知を結集し前進させてきた医学の歴史を短い読み物として楽しむことができます。日々開腹手術をしている人が語る「人体の美しさ」はアーティストとは深度が違いますが、観察という視点は共通です。なるほど、観察の角度を変えるとこういう気づきがあるのか、と学ぶことばかりで堪能しました。

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