「ショー」と「商」のはざまで生きた、ナイトクラブオーナーが語る昭和のビッグショー!! 当時のパンフレット、ポスター、接客マニュアルなど、150点以上の図版とともに振り返る永久保存版!
高度経済成長期に大人の社交場として赤坂に君臨したナイトクラブ。政治家、実業家、大スターたちが、世界の超一流ミュージシャンのステージを鑑賞した伝説のショーの数々。当時の公演パンフレット、ホステスだけに渡された接客規則までをも収録した決定版!
力道山、勝新太郎、長嶋茂雄だけじゃない。ルイ・アームストロング、ナット・キング・コール、ダイアナ・ロス…。当時の公演パンフレットなどもカラー掲載した永久保存版。
憧れのニューラテンクォーターが甦る。
著者:山本信太郎(やまもと・しんたろう)
1935年福岡県博多に生まれる。福岡大学卒業後の昭和34年(1959)、東京赤坂に日本最大の本格的ナイトクラブ、ニューラテンクォーターを開店。ナット・キング・コール、ルイ・アームストロング、アール・グラント、サミー・デービスJr.、森進一、浅丘雪路など多くの国内外のビックショーを日本で初めて成功させた。皇族から政財界人、芸能人、やくざに至るまで各界著名人を集めた伝説のクラブとしても語られる。力道山事件の現場としても有名で、作家の百瀬博教が用心棒だったこともある。店はホテルニュージャパンの地下にあり、ホテルの経営が横井英樹に移ってからは、家賃値上げや嫌がらせなどとも戦うことに。平成元年(1989)5月に昭和の終わりとともに閉店。2007年『東京アンダーナイト』(廣済堂出版)を出版。
四六
280頁
(カラー口絵16頁)
ハードカバー