日本会議 戦前回帰への情念 集英社新書

山崎雅弘

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208429
ISBN 10 : 4087208427
フォーマット
出版社
発行年月
2016年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
247p;18

内容詳細

宗教学者・上智大学特任教授  島薗進氏推薦!!
「安倍政権を支える日本会議の思想と価値観を鋭く分析した好著」

思想家・武道家  内田樹氏推薦!!
「独創的な思想も組織的実力も持たない少数者たちが、私たちの眼に触れぬままに、気づけば現実の政治を動かしているという事実に慄然とする」


日本会議と安倍政権は、この国をどこへ導こうとしているのか?

欧米メディアが「日本最大の右翼組織」「安倍政権を支える国家主義団体」と報じる日本会議。
現安倍政権の閣僚の半数以上が日本会議と直接的に繋がる議員団体「日本会議国会議員懇談会」に属しているにもかかわらず、日本の大手新聞・テレビは両者の関連性についてほぼ報じていない。

本書では日本会議の“肉体”(人脈・組織)と“精神”(戦前戦中を手本とする価値観)、教育や靖国をめぐるその“運動”を詳説し、

日本会議と安倍政権が「改憲」へと傾倒する動機が、かつて日本を戦争に導いた「国家神道」を拠り所とする戦前回帰への道筋にあることを指摘。

気鋭の歴史研究家が、日本会議を近視眼的な“点”ではなく、歴史的事実をふまえた“線”としての文脈から読み解く、「日本会議論」の決定版である。

【目次】
はじめに――大河ドラマ『花燃ゆ』と日本会議の副会長
第一章 安倍政権と日本会議のつながり――占領された内閣
1.第二次安倍政権の発足と日本会議の役割
2.重なり合う「日本会議」と「神道政治連盟」の議員たち
3.慰安婦問題・南京大虐殺問題への日本会議の関わり
4.中国の軍事的脅威をアピールする安倍政権と日本会議
5.光を当てる地方紙・週刊誌・ネット言論と、光を当てない大手メディア
第二章 日本会議の「肉体」――人脈と組織の系譜
1.「神道・宗教勢力」と「保守・右派勢力」の融合
2.神社本庁と日本会議の深い関係
3.日本会議とその前身/関連組織が行ってきた主な政治運動
第三章 日本会議の「精神」――戦前・戦中を手本とする価値観
1.安倍首相と日本会議と天皇――「日本の国柄」の核心を成す存在
2.「日本を取り戻す」――具体的には、何を「取り戻す」のか
3.日本会議の思想の原点を物語る書物『国体の本義』と『臣民の道』
4.戦前・戦中の思想と価値判断を継承した日本会議の活動方針
第四章 安倍政権が目指す方向性――教育・家族・歴史認識・靖国神社
1.安倍首相と日本会議と教育改革――「愛国」「道徳」という名の政治教育
2.安倍首相と日本会議と家族観――国民の内面に踏み込む
3.安倍首相と日本会議と歴史認識――大東亜戦争の肯定
4.安倍首相と日本会議と靖国神社――「国に殉じた英霊」の理想化
第五章 日本会議はなぜ「日本国憲法」を憎むのか――改憲への情念
1.安倍首相と日本会議が日本国憲法に示す「敵意と憎悪」の背景
2.日本国憲法を「神道指令の恒久化」と見なす日本会議
3.安倍政権と自民党の憲法改正案
4.日本会議の改憲運動と「産経新聞」の憲法改正案
5.憲法改正運動の最前線に躍り出た日本会議

【著者略歴】
1967年、大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。
雑誌『歴史群像』『歴史人』等に戦史の分析研究記事の寄稿多数。
2015年9月に刊行された近著『戦前回帰』は、内田樹氏、島薗進氏をはじめ各界より高い評価を受ける。
膨大な資料をもとに、俯瞰的な視点から現代日本を鋭く分析する、いま、最も注目される書き手のひとりである。

【著者紹介】
山崎雅弘 : 1967年、大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。雑誌『歴史群像』『歴史人』等に戦史の分析研究記事の寄稿多数。2015年9月に刊行された著書『戦前回帰「大日本病」の再発』が各界より高い評価を受ける。膨大な資料をもとに、俯瞰的な視点から現代日本を鋭く分析する論客である(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • ヴェネツィア さん

    第3次安倍内閣の閣僚20人のうち半数の10人が日本会議国会議員懇談会のメンバー。さらには17人(日本会議との重複を含む)が神道政治連盟国会議員懇談会員である。これまでに打ち出された安倍政権下での法改正や政策を見ても、これは極めて危険な事態である。彼らの庶幾する理想の社会は、昭和初期から戦中の日本である。皇国を掲げるが、天皇は旗印にすぎないようだ。まさに2・26事件の時に統制派が皇道派を制したように、右も左も国家のために統合しようというのだ。その国家で誰が幸福か?そもそも人々の幸福追求を間違いとするのだ。

  • 読書狂人 さん

    ★★★☆☆やはり、『日本会議の研究』が本としてはかなりの傑作だったからかどこかこの本は物足りない。日本会議は現在の日本国憲法は本当の憲法とは認めない。憲法本物の憲法は明治憲法であるという主張を展開する。つまり国民主権ではなく天皇主権を主張する。そして、それを非難すると天皇を敬うことの何が悪い?と逆ギレする。太平洋戦争は間違った戦争であると言えば、売国奴という。もはや、まともな議論をしようとはしない。

  • hatayan さん

    2016年刊。元号の法制化、改憲運動でここ数年存在感を示す「日本会議」を解説。 日本会議は戦後の価値観を否定して戦前・戦中の皇国史観を崇拝。現在の安倍政権とメンバーが重なり合っており、思想的にも軌を一に。 日本会議の論客は、現行の憲法の3原則を「虚妄」と断じ、戦前への回帰を封印する現在の憲法に手を加えようとしている。 日本人であることを誇りに思える自我を育むためなら、学術的には裏付けのない過去の歴史であっても実在するかのように教え、不都合な事実は覆い隠す。 改元された今こそ目を通しておきたい一冊です。

  • AICHAN さん

    図書館本。日本のマスコミはろくに報じないが欧米メディアが「日本最大の右翼組織」と報じる日本会議は1997年、「日本を守る会」と「日本を守る国民会議」が融合して誕生した。2つの組織は神社本庁や生長の家といった宗教団体と密接に繋がり、国家神道という政治的思想を奉じるその流れは日本会議にも受け継がれている。現内閣の多くが神道政治連盟に所属し、総理を含む10人は日本会議に所属している。神道政治連盟と日本会議の方向性はほぼ軌を一にする。こういう連中が現内閣を乗っ取っている。目的は、日本を戦前回帰させることである。

  • おかむら さん

    「日本会議の研究」に続きこちらも読んでみた。成り立ちについてはあっさりめで主に日本会議と安倍政権が変えたいと思ってる憲法についての解説と戦前の国家神道との繋がり。著者が日本会議の主張をちょこちょこイジるとこは小気味いいが、それよりもあの人たち大真面目に「大日本帝国憲法」に戻したくてしょうがないのが実に怖ろしい。日本会議系の国会議員の皆さんがなぜにそのような考えを持つに至ったかとても謎。山川の日本史で勉強しなかったのか?

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