論理と感性は相反しない 講談社文庫

山崎ナオコーラ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062769136
ISBN 10 : 4062769131
フォーマット
出版社
発行年月
2011年06月
日本
追加情報
:
15cm,217p

内容詳細

神田川歩美と真野秀雄は、つき合い始めた頃にときどきケンカした。真野の論理と、神田川の感性は、ぶつかり合いながらも共生の道を探っていくが…(表題作)。男と女、宇宙、音楽と文学、伊勢物語…それぞれの登場人物がオーバーラップして展開していく十四編。意欲に満ちた、著者初の書下ろし小説集。

【著者紹介】
山崎ナオコーラ : 1978年生まれ。國學院大學文学部日本文学科卒業。その2年後、会社員をしながら書いた平易な恋愛小説「人のセックスを笑うな」が第41回文藝賞を受賞し、2004年から作家活動を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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表紙買い。でも大当たり。山崎ナオコーラさ...

投稿日:2013/01/21 (月)

表紙買い。でも大当たり。山崎ナオコーラさんの作品はこれが初めて。 どこかゆるく繋がっている短編集。特に表題作とその続きの「アパートにさわれない」が好き。ピタッとはまっていたはずのものが微妙にずれていく様子がほんとうに悲くて。

ameg さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ゆか さん

    大きな出来事があるわけでもなく、淡々とした日常を描かれているだけなんですが、なんだかほんわかした気分になれます。巻末のあとがきで、何度も読者に感謝の気持ちを伝えるナオコーラさんに好感です。普通に回りにいたら、イライラする登場人物にも嫌悪感を抱かせない文章で、分かるな〜と思える部分があったり…。不思議な作家さんとイメージはより強くなりました。

  • mizuki さん

    西加奈子さんオススメの本ということで手に取った一冊!山崎ナオコーラさん初読みでしたが、西さんのような読みやすさがあり、スラスラと楽しく読了出来ました。タイトルは堅い感じなのに、内容は良い意味で適当!宇宙や化石、人類のなりたちをこんな風に自由に描けるナオコーラさんってどんな人だろう、と興味をそそられました!あとがきと前田司郎さんの解説でナオコーラさんのお人柄を垣間見ることができ、余計気になる作家さんになりました♡ 恋愛模様の描き方が楽しかったので、他の作品も少しずつ追いかけていこうと思います♡

  • masa@レビューお休み中 さん

    連なることは続きとは限らない。一方で起きていることと、他方で起きていることには関連性がないことがある。デタラメではないが、シンジツでもない。不連続かつ不規則なつながりとでも言えばよいのだろうか…。ある恋人の話、ある作家の話、あるバンドの話。短篇集であるにも関わらず、同じ登場人物が出てくることがある。一瞬間、つながりを感じる。しかし、その直後に思い切り突き放される。その突き放し方が潔くて清々しさすら感じてしまう。これは物語を楽しむための本ではない。言葉の美を追究し続ける作家のあり方を覗き見る本である。

  • 巨峰 さん

    現在、過去、未来、地球の裏側まで自由に往き来する感性で書かれた論理的な小説。各小説の連なりは大切に書き下ろされたからか。ところどころ解り大部分は解らない。若しくは違うなと思うけど、それはそれでいいのだ。ナオコーラさんはナオコーラさんなのだから。一見可愛いく見えるが毒が強くて潔い。

  • 金吾 さん

    不思議な感覚だと思いますが、文章は読みやすく読後感もいいです。矢野さんと神田川さんが出てくる話は面白かったです。気楽に読める一冊でした。

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人物・団体紹介

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山崎ナオコーラ

作家。性別非公表。2004年にデビュー。目標は、「誰にでもわかる言葉で、誰にも書けない文章を書きたい」。日常の社会派。趣味は育児(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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