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新版 狭い道 家族と仕事と愛すること

山尾三省

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784787718884
ISBN 10 : 4787718886
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2018
Japan

Content Description

詩人・山尾三省は一九七七年、家族とともに屋久島へ移住した。本書は、経済的な勝ち負けや物質的な豊かさに背を向けた暮らしのなかで、日々の思いをつづったエッセイ集である。妻や子供たちのこと、野山で働くこと、お金のこと、ローカルな社会のこと、自然の恵みを味わうこと、海や友だちを心の底から愛すること。「嘘のない人間の生活」を求めた詩人のことばは、本当に大切なものは何かと、いまを生きる私たちにやさしく問いかける。

目次 : 子供達へ/ 仕事について/ 出会い/ ナシとビーナ/ 誕生日/ 海/ お金について/ 場について/ 木を伐ること/ ツワブキ/ 境い目/ 桃の花/ 白川山/ 梅/ お帰りなさい/ アニキ/ お茶/ 子供達に与える詩

【著者紹介】
山尾三省 : 1938年、東京・神田に生まれる。早稲田大学文学部西洋哲学科中退。67年、「部族」と称する対抗文化コミューン運動を起こす。73〜74年、インド・ネパールの聖地を一年間巡礼。75年、東京・西荻窪のほびっと村の創立に参加し、無農薬野菜の販売を手がける。77年、家族とともに屋久島の一湊白川山に移住し、耕し、詩作し、祈る暮らしを続ける。2001年8月28日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • アナクマ

    【旧版にて】「森には欲がない。森はただそこに深閑として繁っているだけである。植物は動物に比べて一歩深く平和に存在するすべを知っている」(171)「山には、人間が入って行ってよい境い目があり、それを越して入って行ってはいけない境い目があるように、僕には思われる。僕は山鋸一本で山を開いているのだが、それでもあるうしろめたさを感じていた。僕にとっては生活上の必然の行為であるが、それはもしかすると僕に許されてある範囲を越えて、山姫の領分を犯し、魔物の世界に侵入してしまっているのではないかという、危惧があった」

  • ユ−スケ

    すでに40年ほど前に出版されたものの新版 著者の名や本文中に出てくるナナオサカキの名は目にしていたが、こうしたつながりがあったと初めて知った ヒッピーと呼ばれるような人たちがその後、どう生きたかという一例が垣間見られる わたしにはまだ、こうした生き方はできそうにないが、共感し、うなづける部分も多い さまざまな価値観、言説のあるこの世の中で、自分が生きる”場”をつくることが大切なのだろう

  • Tsubasa Kato

    「核兵器とその母体である国家を「否!」としながらも「否」とすることに生涯をささげることはせず、僕達のもう一つの道、「否」ではない世界を作りつつ生きて行くことに全力をつくそう」(208)

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