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現代・河原乞食考 役者の世界って何やねん?

Shingo Yamashiro

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784759251203
ISBN 10 : 4759251200
Format
Books
Publisher
Release Date
May/1997
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • メタボン

    ☆☆☆★ 京都、千本で、在日・被差別部落や五番町の遊女等を相手に診察した貧乏医者の息子として育った境遇というのは知らなかった。芸能のルーツは河原乞食=餞民にあるという視点から大胆に語られる役者論。面白かった。泉鏡花賞を受賞した篠田正浩「河原者ノススメ」も近く読んでみよう。

  • 4fdo4

    さて、なんでこの本を読むことになったんだっけか。何か別の本で紹介されていた気がするけど思い出せない。で、京都市千本上ル辺りの医者の息子だった俳優 山城新伍の自伝的な、割と武勇伝的自慢話本。 晩年の姿を知っているので、売れている時代の話をバンバン書かれると寂しい

  • フリスビー

    「僕は、河原乞食であることに誇りを持っている」という山城さんの信念に打たれた。出雲阿国に始まる歌舞伎も田楽も、神に歌と踊りを捧げる儀式として、この世とあの世の境界である河原で興行された。今も「芸能界」は、その歴史を連綿と受け継いでいるのである。コメディアンは、少し有名になると自分が笑われることに屈辱を感じるのか、チャップリンのようにドラマや社会風刺に走りがちだ(ビートたけしやその金魚の糞たち)。でも手を広げる人は何も得られない。一芸を極めることこそ至高。信念のない人はやっていけない世界である。

  • 散歩いぬ

    山城新伍が人権講演を行っていたのを覚えている。その理由がやっと知れた。父親は在日朝鮮人の居住地と被差別部落のある場所で開業医をしていた。京都は差別が根深い土地と聞く。フェアーな視点を得たのは分け隔てせぬ父の教育の賜物。芸能の世界で生きる自身を江戸時代の河原乞食の系譜に連なる者として誇りを持っている所、潔い。映画とテレビの二足わらじの生活、関わった役者のこと、弾左衛門映画化の夢、メディアの作ったタブーと読みどころが多い。つづく

  • 澤水月

    末尾が「家族に囲まれて幸せに迎える臨終」を夢想する文だったのに胸塞がれた…。それにしても山城が差別問題について綴った書が解放出版社から出ていたとは! 差別問題は実見に基づくつれづれ書き。東映大部屋の熱気や、「魔界転生」での若山富三郎怪演の裏話も興味深い

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