刑事コロンボの帰還

山口雅也

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784576201696
ISBN 10 : 4576201697
フォーマット
出版社
発行年月
2020年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
シリーズ
:
追加情報
:
344p;19

内容詳細

「『刑事コロンボ』は大袈裟な言い方ではなく、僕の人生を変えたドラマだ。」
        (「三谷幸喜のありふれた生活11 新たなる希望」より)
『古畑任三郎』三谷幸喜にも影響を与えた〈伝説の刑事〉が帰ってくる!


コロンボ生誕60周年記念
いまなお名作と語り継がれる「刑事コロンボ」。
2020年は、『殺人処方箋』の原点となったレビンソン&リンクによるドラマ"Enough Rope"が放送され、初めて「コロンボという名の刑事」がテレビに登場して60周年のアニバーサリーイヤー(さらに2021年はシリーズ放送開始50周年)にあたります。
本『刑事コロンボの帰還』においては、作家・山口雅也氏の製作総指揮として、研究のみならず著名作家による短編作品や新訳作品など創作を数多く掲載しています。

【目次】
・海外「刑事もの」映像の歴史 問答―『刑事コロンボ』前夜
・名コンビが「名刑事」を生み出すまで―レヴィンソン&リンクについて
・コロンボという名はどこから?
[第1部]
・解説・倒叙ミステリとは
・「刑事コロンボ」のキャラクターの原点
・全作品ガイド
・俳優「ピーター・フォーク」問答
・「ロンドンの傘」比較解説
・小説「愛しい死体」
[第2部]
・「殺意のワイン」(樹林伸)
・「ゴールデンルーキー」(大倉崇裕)
・「奪われた結末」(降田天)
・「コロンボの初仕事」(七尾与史)
・「紙入謎一寸徳兵衛」(山口雅也)

【著者紹介】
山口雅也 : 神奈川県生れ。早稲田大学法学部卒業。在学中はワセダミステリ・クラブに所属。大学在学中からミステリに関する評論やエッセイを各誌に発表。1989年、『生ける屍の死』で長編小説デビュー。同作「このミステリーがすごい!」の投票企画(2018年)で過去三十年間の作品から選ぶ「キング・オブ・キングス」の一位となるなど、後世に大きな影響を残した。95年、『日本殺人事件』で日本推理作家協会賞受賞。近年は、埋もれた過去の傑作を発掘・刊行するアンソロジスト・マガジニストとしても活躍する

菊池篤 : 1990年、北海道生れ。早稲田大学教育学部卒業。在学中はワセダミステリ・クラブに所属。医療系新聞社勤務を経てフリー。ライター・編集者としての活動のほか、ミステリ系イベントの企画・運営にも携わる。「白樺香澄」名義でも活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • buchipanda3 さん

    ミステリ作家による刑事コロンボ本。2部構成で前半はドラマ化の背景などの読み物。「殺人処方箋」の原型小説(再録)も。後半はコロンボ好きの作家陣によるトリビュート短編集。トリビアからミステリ小説とコロンボ愛が詰まっていて楽しく読めた。ドラマネタ(コロンボ以外も)が豊富。映画「市民ケーン」の謎解きが面白かった。コロンボの影にクイーンや罪と罰、ブラウン神父がある話も。短編集は思わずニヤリとなるものばかり。クレイマー刑事とウィルソン刑事の共演とか。道絡和尚も登場。好みは降田さんの作。偏愛エピソードが同じだからかな。

  • ハスゴン さん

    たっぷりとコロンボが楽しめて、改めて映像がみたくなります。トリビュート作品も楽しめます。

  • アプネア さん

    「刑事コロンボ」全45話はBSの再放送で一応、通観しています。とはいえ、まだまだライトなファンレベルですかね。本書は2部構成、1部では資料・エッセイ編で、ピーター・フォークの経歴を網羅しつつ、全話をA型(本格ミステリ)、B型(犯人共感ドラマ)に分類。で2部は、トリビュート小説編。コロンボ愛溢れる人気作家の書き下ろしとなっている。ちなみに、私的「コロンボ」偏愛エピゾードとして、ベタですがA型では「二枚のドガの絵」。B型では「別れのワイン」かな。

  • nishiyan さん

    コロンボ生誕60周年記念出版というだけあって、旧シリーズ全45話の解説などの資料・エッセイ篇とトリビュート小説篇の2篇を軸に構成されている。コロンボ前史といえる序章も読み応えがあり、大満足。菊地秀行先生の博識ぶりに驚かされた。トリビュート小説はどの短編も面白いのだが、一番は「ゴールデン・ルーキー」。あの大事件直後に起こった警察内部の不祥事にコロンボが挑む。野心家の新人警察官とコロンボの対決とともに、あの部下の大活躍が光る。短編集として別に出してもらいたい。また新シリーズを扱った続編が出たら嬉しいです。

  • 寒っ!! さん

    おそらくそこまで製作者は想定していないだろうが,マニアの失礼ながら思い込みに近いと感じる考察には敬服する。自分もコロンボのDVDボックスを購入したり,本も可能な限り読んではいるが,本当に好きな人はすごい情熱を傾けるのだな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品