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ISBN 10 : 4480684301
Content Description
「正しさは人それぞれ」といって他人との関係を切り捨てるのでもなく、「真実は一つ」といって自分と異なる考えを否定するのでもなく―考え方の異なる者同士がともに生きていくために、「正しさ」とは何か、それはどのようにして作られていくものかを、さまざまな学問のこれまでの議論を概観したうえで考える。
目次 : 第1章 「人それぞれ」論はどこからきたのか(普遍性を偏重する西洋文明/ 相対主義的な考え方の始まり ほか)/ 第2章 「人それぞれ」というほど人は違っていない(言語相対主義/ 基本の色彩語 ほか)/ 第3章 「道徳的な正しさ」を人それぞれで勝手に決めてはならない(人類普遍だからといって「そうするのが正しい」ということにはならない/ 「道徳的な正しさ」についての私の考え方 ほか)/ 第4章 「正しい事実」を人それぞれで勝手に決めてはならない(「事実は人それぞれ」と主張する人たち/ ものの見え方は人それぞれでない ほか)
【著者紹介】
山口裕之 : 1970年奈良県生まれ。徳島大学総合科学部教授。1999年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。2002年博士(文学)学位取得。専門はフランス近代哲学、科学哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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