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世界自炊紀行

山口祐加

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794980120
ISBN 10 : 4794980124
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

【世界には、今晩の献立を考えない人たちがいる】
自炊料理家の著者の元に寄せられる
「献立作りが苦痛」「いつも同じ料理ばかりでマンネリに」「スーパーで途方にくれる」
という自炊に悩める人々の声。
これって日本だけ?「世界の自炊」はどうなっているんだろう?
と思った著者は飛行機に飛び乗っていた――。

2024年の間に全世界12か国、38家庭を取材。それぞれ各国から2家庭を厳選し、
合計24組の自炊事情を12種の自炊レシピと共に紹介する。
同時代を生きる人々、それぞれの「自炊する意味」とは。

【推薦】
奥野克巳(文化人類学者)
「12か国の食卓を巡る旅の果てに、
いちばん意外だったのは日本人の自炊だった」

内澤旬子(文筆家、イラストレーター)
「和食はもちろん、中華イタリアン、フレンチ、エスニックと
自国以外の料理も何品も作り、栄養衛生にも配慮する。
しかも担うのは主に女性‥‥などなど、日本の家庭料理に
まつわる「常識」は世界からはどう見える??
自炊料理研究家が世界各地の自炊人を訪ねて作り味わう自炊紀行。
現地レストランでも味わえない自炊レシピ満載」

【著者より】
本書は一気読みすると手のひらの上で世界一周をした気分に浸れるだろうし、
寝る前に一家族ずつ読んでちょっとずつ楽しんでもらうのも良いと思う。こ
の本を読んでくださる方が私の旅を追体験し、自炊という身近な行為を客観
的に見て(世界各地と比べて!)、ご自身の生活に何かしらプラスになるヒ
ントが手渡せたら、心からこの本を書いて良かったと思える。

【目次】
はじめに
1 台湾編:外食文化が根付いた国で自炊をするということ
2 韓国編:自炊よりも外食した方が、たくさん野菜が食べられる国 
3 ポルトガル編:魚介類と米の国の日常食とは
4 スペイン編:一日五回の食事を摂る国へ?
5 フランス編:「おいしい」の国の自炊事情とは 
6 トルコ編:「本当のトルコ料理」を探して 
7 イタリア編:地域性のある食文化が根付く「イタリアの自炊事情」 
8 メキシコ編:スペインの侵略がもたらした食文化の変革
9 ペルー編:注目度急上昇、ペルー料理がおいしい理由とは
10 タイ編:毎日・毎食、外食で困らない国でなぜ自炊するのだろうか?
11 ベトナム編:本当の「家庭料理」に会いたくて
12 ラオス編:何も知らない国の自炊に出会うこと
おわりに 

■本書に登場した滞在先の中で一般に開かれている宿泊先リスト 
■旅の参考にしたWebサイト 

【著者紹介】
山口祐加 : 自炊料理家。1992年生まれ。東京都出身。出版社、食のPR会社を経て独立。7歳から料理に親しみ、料理の楽しさを広げるために料理初心者に向けた料理教室「自炊レッスン」や小学生向けの「オンライン子ども自炊レッスン」、レシピ・エッセイの執筆、ポッドキャスト番組「聞くだけでごはんができるラジオ」などは多岐にわたって活動中。著書に『自分のために料理を作る 自炊からはじまる「ケア」の話』(星野概念との共著、晶文社/紀伊國屋じんぶん大賞2024入賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • はっせー

    本書は自炊料理家の山口祐加さんが、世界12ヵ国の一般家庭を取材した様子をまとめた本!読んでいてまず思うのは、どの国の料理も美味しそうということ!一般的に言われる代表料理ではなく、地元の人が食べる料理。言わば普段着のような料理が紹介されており、写真や文章を読んで、めっちゃお腹が空いた😂どの家庭も、それぞれの哲学や考えを持って自炊をしていた。例えば台湾。外食文化が盛ん。若い世帯が住むような家ではそもそもキッチンさえないところもある。そんな文化が根付く中、自炊をしている人たちもいる。

  • ズー

    読むたびにお腹が鳴りまくった。世界の自炊ご飯って基本食べられないし、キッチンものぞけないから、この本は実に貴重な情報が詰まっていて面白かった。常々他国は日本と違って、自国の同じ料理をよく食べている印象だったが、やはりそのようだった。私は専業主婦で時間にゆとりがあり、食も好きなので料理が趣味みたいになっているので、料理が今のところは楽しいが、環境や忙しさによって、気持ちもできることも変わってくるよなと。できる人、やりたい人が料理をする。無理せず美味しく。味付けをあえて決めずに食卓に出すってのもありだな。

  • 本の蟲

    毎月毎年無数のレシピ本が出版され、各国料理が並ぶ日本の食卓。しかし多すぎる選択肢は献立の悩みと化し、乏しい皿数やマンネリは謎のプレッシャーと罪悪感を呼ぶ。ではよその国では? 自炊推奨料理家が見て回った世界各国の自炊事情。安価な屋台文化が根付く国でも自炊する理由。買い物の頻度。調理の平均時間。インタビューした人の生い立ちと現在の暮らし、自炊に関する考え方等。名の知れた料理がほぼ出てこない日常の食事は、安価・短時間・手間いらずが共通している。それでいて各国の特色と、日本との違いがはっきり出ていて興味深かった

  • ちゃーびん

    多数の国で人の家に一人で飛び込んだ事は評価に値するかもしれないが、早々に飽きてしまった。どこの国もだいたい似た印象で単調な印象の文章に、料理写真なのにベタっとした印刷のどれも同じような印象の白黒写真。期待していたものと違い、物珍しい外国に感心している卒論みたいだった。

  • kuukazoo

    12か国概ね普通のご家庭の「いつものごはん」を取材。台湾やタイやベトナムのように外食が便利な国で自炊する理由や、料理という家事とジェンダー、自炊についてまわるあれこれ(食材の調達、献立の回し方、面倒な時の適当ごはん)も語られる。基本料理することが好きで特に頑張らずあまりプレッシャーも感じない人が多い。手持ちレシピが少ない方が献立に悩まなくて済むとは逆転の発想。家族がいれば作るけど自分1人なら簡単に済ますというのはよくわかる。名もなき料理を日々作る自炊という営みの何気なさとしぶとさと奥深さ。

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