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美意識の値段 集英社新書

山口桂

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087211085
ISBN 10 : 4087211088
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan

Content Description

◆推薦◆
掛け値なしに、「面白い!」と断言できる本。
美術館に飛んでいって、是非とも本物を見たい!
という気持ちにさせられる。ーー平野啓一郎氏(小説家)

美術とマネーは動的平衡。
伝運慶作の仏像を日本古美術市場最高額でオークション取引成立させたのがこの著者。
絶対に面白い本ーー福岡伸一・大推薦(『動的平衡』著者)

◆内容◆
クリスティーズは世界二大オークション・ハウスのひとつ。
その日本法人の社長である著者は、長年東洋美術部門インターナショナル・ディレクターをつとめ、日本美術のスペシャリストとして多くの美術品と出会い、オークションを通じて、作品の橋渡しをしてきた。
本書は、オークションを取り巻く個性あふれる関係者、セールでの駆け引きはもちろん、美術品との数奇な出会い、真贋の見分け方、「歴史の一部」を預かるトップコレクター達の誇り、そして欧米でのオークション・ハウスと人々の関係等の逸話を紹介。
そして日本美術への想いを通して、アートと共にある生活を提案し、美意識の磨き方とそれをビジネスや人生に活かす視点を示す。

◆本書のポイント◆
◎鑑定ーー「人を見る眼は、モノを見る眼」
◎美術品の値段はどうやってきまるのか?
◎トップコレクターが持つ『歴史の一部』を預かるという意識
◎私とアートの半世紀
◎真贋をめぐるドラマ
◎「命懸け」の網干図屏風
◎「祟りじゃ!」な仏像
◎ドラッカーも日本美術の有名コレクターだった
◎世界に誇れる日本美術品は「文化外交官」である
◎「ホンモノ」を見抜く眼力の鍛え方
◎アートは「仕事に役立つ教養」なのか

◆著者略歴◆
山口桂(やまぐち かつら)
1963年東京都生まれ。クリスティーズジャパン代表取締役社長。京都造形芸術大学客員教授。立教大学文学部卒業。
1992年、クリスティーズに入社し、日本・東洋美術のスペシャリストとして活動。2008年の伝運慶の仏像のセール、2017年藤田美術館コレクションセール、2019年伊藤若冲作品で有名なプライス・コレクション一九〇点の出光美術館へのプライベートセールなど、多くの実績を残す。

【著者紹介】
山口桂 : 1963年東京都生まれ。クリスティーズジャパン代表取締役社長。京都造形芸術大学客員教授。立教大学文学部卒業。1992年、クリスティーズに入社し、日本・東洋美術のスペシャリストとして活動。一九年間、NY等で海外勤務をし、2008年の伝運慶の仏像のセール、2017年藤田美術館コレクションセール、2019年伊藤若冲作品で有名なプライス・コレクション一九〇点の出光美術館へのプライベートセールなど、多くの実績を残す(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • アキ

    これは面白い。オークションで有名なクリスティーヌジャパンの社長。専門は日本美術。日本美術品の特徴はその多くが日常品であったこと。オークションの功罪は種々あるも、海外の日本美術品は「文化外交官」であるという考え方に納得させられる。彼が関わり日本に里帰りした日本美術も多数あり、時代に翻弄された美術品の流転にこそロマンがある。我々は海外の美術館にある誇るべき日本美術品のどれ程を語ることができるのだろう?日本人は自国の文化をもっと知るべきという気になる。著者の言う東京での御社のオークションを是非実現させて欲しい。

  • inami

    ◉読書 3 著者は世界二大オークション・ハウス「クリスティーズ」ジャパンのトップ。本書ではそのスペシャリストの仕事について解説、美術品の「価値付け」がどのように行われるか等、さまざまなエピソードを交えながら紹介。フェルメール作「エマオの食事」をドイツ高官に売った罪で逮捕・起訴された「メーヘレン(天才的贋作画家)」だが、この作品実は彼がが描いたもの、彼は「売国奴」から一転、「ナチス・ドイツを騙した男」として英雄視された・・著者が選ぶ「必見日本美術」ベスト30(ベスト10は写真あり)は、是非一度観てみないと!

  • コニコ@共楽

    冒頭から興味深い3Dの話。有名コレクターの作品をゲットする最も重要な機会は、Death死、Divorce離婚、Debt負債の3つのDだというのだ。美術品を観ることのみで、売ったり買ったりとは縁のない私だが、この本を読んで、来歴を知ったり、その作品ができた当時は、それが現代美術だったりということを考えるのも美術品の楽しみ方だと知った。素晴らしい作品に出会うことは、素晴らしい人と出会うことと同じで、良い作品を観ることで目利気になり、人を見る目も養うことになると言っていることも肯ける。

  • おおにし

    読書会課題本。美術品の値付けのポイントは(1)相場、(2)希少性、(3)状態、(4)来歴。来歴とは、同じ作家の作品でも著名人のコレクションなら高額となること。美術品にもストーリーが必要なのだと納得した。アートに対する審美眼を磨くことが大切だと著者は言うが、のめりこむと鑑賞だけでは飽き足らず自ら所有したくなりそうでちょっと怖い。

  • 奏市

    クリスティーズジャパン代表の著書。前半のオークションの部分は今後も関わる事ないであろうこういった別世界もあるんだって感じだったが、終盤のアートとは何かとか審美眼の磨き方は興味深く読んだ。若い頃、自分にとっては安くない値段で(名を知られている人ではないが)画家本人から絵を買ったのを思い返した。今は嫁が買っていいというわけないので美術展のポストカードが関の山だが。美術品についても感想など人と話すことでより楽しめ理解も深まるというのは、本と同じと感じる。「人を見る眼はモノを観る眼、モノを観る眼は人を見る眼」

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