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ISBN 10 : 462308745X
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経済のグローバル化は世界の大都市にホームレスを生み出したが、そのプロセスやかたちは都市により異なる。大都市、東京・大阪・マイアミ・マニラにおけるホームレスの比較分析を通して、その類似性と差異性について労働市場、空間構造、社会政策の側面から検討する。路上からの大都市論を構築した斬新な研究。
目次 : グローバリゼーションと都市貧困/ 第1部 東京―一極集中都市における統制(都市の概要とホームレス化の背景/ 多様化するホームレス状態への経路:ホームレス状態への析出過程/ 東京における野宿生活/ ホームレス状態にある人々からみた福祉施策/ 支援と排除の狭間で)/ 第2部 大阪―産業構造の転換と寄せ場の変容(工業都市の衰退とホームレス現象/ 2013年大阪、誰が、なぜホームレスとなったのか/ 大阪のホームレス生活/ ホームレス状態からの脱却/ 野宿生活の維持と就労自立への志向)/ 第3部 マイアミ―ネオリベラル化の透徹するグローバル・シティ(マルチエスニックな観光都市からネオリベラルなグローバル都市へ/ グローバル化するマイアミにおけるホームレス状態への経路/ マイアミにおけるホームレス状態の日常生活/ 強度のネオリベラル化とワークフェア政策の功罪/ マイアミにてホームレスネスに対処することの限界)/ 第4部 マニラ―地続きの貧困とグローバリゼーション(マニラのホームレス/ 街路生活への道/ ホームレスの街路生活/ 街路からの退出/ マニラの街路から)/ 統制と不寛容の下で―都市の比較分析から
【著者紹介】
山口恵子 : 2002年東京都立大学大学院社会科学研究科社会学専攻単位取得退学。2006年社会学博士(東京都立大学)。現在、東京学芸大学人文社会科学系教授
青木秀男 : 1974年大阪市立大学大学院文学研究科社会学専攻博士後期課程単位取得退学。2000年社会学博士(筑波大学)。現在、社会理論・動態研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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