ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す

山口周

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784833423939
ISBN 10 : 4833423936
フォーマット
出版社
発行年月
2020年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
山口周 ,  
追加情報
:
317p;19

内容詳細

21世紀を生きる私たちに課せられた仕事は、過去のノスタルジーに引きずられて終了しつつある「経済成長」というゲームに不毛な延命・蘇生措置を施すことではなく、私たちが到達したこの「高原」をお互いに祝祭しつつ、「新しい活動」を通じて、この世界を「安全で便利な快適な(だけの)社会」から「真に豊かで生きるに値する社会」へと変成させていくことにあります。

目次 : 第1章 私たちはどこにいるのか?(コロナ後の世界をどう構想するか/ 高原に至った社会 ほか)/ 第2章 私たちはどこへ向かうのか?(「経済性から人間性」への転換/ 目指すべき「高原社会」のイメージとは ほか)/ 第3章 私たちは何をするのか?(高原のコンサマトリー経済/ 必要なのは、しなやかで美しい変化 ほか)/ 補論(社会構想会議の設立/ ソーシャル・バランス・スコアカードの導入 ほか)

【著者紹介】
山口周 : 1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。電通、ボストンコンサルティンググループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ひろき@巨人の肩 さん

    「資本主義をハックする」という行動指針に感銘。有限の地球上でGDP「成長率」を追い求める矛盾。GDPは「物質的豊かさ」を測る指標として機能したがその役割は終え、米国優位を維持する「恣意的な目標」となった。また、資本主義は「経済合理性限界曲線」を超えた課題を解決できず、限界曲線の内側の課題は解決し尽くされた。目指すべき高原社会は「文化的豊かさ」と「社会課題」の克服。その為には「人間性に根差した衝動」による労働と消費がカギとなる。これが「資本主義をハック」すること。また教育、福祉、税制のアップデートも必要。

  • Carlyuke さん

    実質的一気読み。とても刺激的。勉強法や読書論の読後の印象は革命的なことが書いてある訳ではなく予想の範囲内だったりする。この本は違う。成長は我々が目指すものではなくコンサマリーな状態, いわゆるチクセンミハイの言うフローであると述べる。またUBIの導入とか色々面白いことが描写される。 読んでいる間は納得感がありエキサイトできるが, 実際に社会がどう変わるかに影響を与えるという意味では多くの人に読んでもらいたい。この著者の本を時々読んできたが予想以上のところに連れてきてくれた。哲学, 心理, 経済学者の引用。

  • よしたけ さん

    やはり資本主義は限界を迎えつつあるのだろう、「人新生の資本論」と同じく経済成長を追う時代は終焉したと主張。GDPは米国の優位性誇示のため開発され、自らに優位なように改定され、それでも近年は成長が鈍化。また、世界は「低成長」の2%成長続けても100年後に経済規模が7倍になると言われれば転換期に来ているのは明らか。こうなると筆者の主張は明確でベーシックインカム提唱。嗜好品を追う時代は過ぎ、人間に根ざした衝動(木漏れ日を浴びたい、人に貢献したい等)に目を向けろ、と。急転換は難しいにしろ一歩立ち止まらされる一冊。

  • vinlandmbit さん

    これまでの価値観の中でのビジネスの目的は終わったという視点を軸に今後あるべきビジネスの形を説いてくれている一冊です。重要な気づきも多く、特に今後生きる事を楽しむ上で重要となる観点ありますので、念頭におきつつこれからを過ごしていくと少し先の人生が変わって行くのかもと感じています。

  • Tαkαo Sαito さん

    NewsPicksのウィークリー落合に出演されている回で初めて山口さんを拝見してから考え方に共感し、手に取った本。独立研究者という肩書き通り、学者や政府側のような狭い視点ではない山口さん独自の鋭い視点から、今の社会ステムの機能不全をとことん指摘している。と言うのも、山口さん自身が電通、ボストンコンサルティングなど資本主義の権化とも言えるような大企業にもいたご経験もあるからか、内容に説得力があった。今の社会、システム、雰囲気にどこか疑問を持っている人には刺さり、考え方を変えたくなるきっかけとなる本だと思う。

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