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日本一の農業県はどこか 農業の通信簿 新潮新書

山口亮子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106110269
ISBN 10 : 4106110261
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2024
Japan

Content Description

作っている作物も、事情もさまざまな各県の農業を、一律に評価するのは難しい。著者は、各県の農業産出額を農業関連予算で割ることによって「コスパ」を算出し、それをランキング化してみた。結果、浮かび上がってきたのは、都道府県魅力度ランキングの下位常連組が最強グループを成している意外な実態だった。さまざまな指標を駆使して読み解く各県農業の「真の実力」。

【著者紹介】
山口亮子 : ジャーナリスト。愛媛県生まれ。京都大学文学部卒。中国・北京大学修士課程(歴史学)修了。時事通信記者を経てフリーに。雑誌や広告の企画編集やコンサルティングなどを手掛ける株式会社ウロ代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c

    今の日本農業の様々な断面を描いた書で、ただのランキング本ではない。専門家だけでなく現地の取材に裏付けられた内容は、日本の農業の向かうべき方向性を示す建設的な部分が多く、こんなに上手くいくかという心配はあるが重要な見立てと思う。農政の責任は重いが、それが手を出しすぎるとかえって上手くいかないという話は農業問題の難しさを表している。一方カロリーベース食糧自給率の都道府県比較は無意味なだけと思う。オランダのそれが低いが世界2位の農業輸出国であることについて、EUの共同市場と農業政策に触れないのはいかがなものか。

  • よっち

    作っている作物も事情も様々な各都道府県の農業。それぞれの農業産出額を農業関連予算で割ることによってコスパを算出し、それをランキング化してみた結果をもとに分析する一冊。分析の結果、浮かび上がってきたのは、都道府県魅力度ランキングの下位常連組が上位グループを成している意外な実態で、米どころほどコスパが悪い状況、サトウキビ離れが目立つ沖縄、労働生産性3トップは北海道・関東・南九州、農地の集積が進む地域と遅れる地域、食料自給率の実効性の低さなど、様々なデータから見る多角的な分析はなかなか興味深いものがありました。

  • はやたろう

    農業は細るばかり。農水省も都道府県も政治に左右される農政をしているだけ。現場の状況をわかったつもりで分かっていない。農業の先行きは暗い。

  • izw

    農業の指標に何を使ったらよいのかという疑問を呈する。都道府県の農業産出額を農業関連の予算で割ると、どれだけ効率のいい農政をやっているかをランキングできる。その1位から群馬県、茨城県、3位が栃木県と続き、ワーストから石川県、福井県、富山県。米の生産が多い県はコスパが悪く、園芸・畜産が多いところはコスパがよいという結果。ここから、日本の農政の問題点、将来の農業の方向性についての考察が進む。カロリーベース食料自給率が如何に時代遅れで政治的で残っている指標かの指摘がある。農業の将来を考えるよい契機となる。

  • kenitirokikuti

    カロリーベース自給率批判。カロリー…は農林水産省が予算獲得のために作った指標であり、この指標では大根キャベツ白菜などローカロリー野菜の生産県の価値を測れない。また反対に秋田県など米作が多い過疎県では人口減少によりカロリーベース自給率がアップしてゆく。カロリーベース自給率の低さを嘆く自治体は存在しない。

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