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南極と北極 地球温暖化の視点から サイエンス・パレット

山内恭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784621305744
ISBN 10 : 4621305743
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
山内恭 ,  

Content Description

現代を取り巻く国際的な地球環境問題の一つ、地球温暖化―世界各地での異常気象のほかに両極(北極と南極)にも温暖化による影響が著しく見られるが、北極では海氷域の減少が激しくなる一方、南極では南極半島を除いてあまり温暖化が進んでいないことが近年の観測で分かってきた―はたしてその違いは何だろうか?これまでの観測の歴史を振り返りつつ、最新の研究から見えてきた両極の地球温暖化について、オーロラ観測や先住民族問題などのコラムも盛り込みながら興味深く解説する。

目次 : 第1章 極地観測の歴史―極地探検から極域科学研究へ/ 第2章 南極、北極とはどういうところか/ 第3章 地球温暖化とは―気候の決まる仕組みと温室効果/ 第4章 北極温暖化増幅―GRENE北極気候変動研究1/ 第5章 北極温暖化の影響―GRENE北極気候変動研究2/ 第6章 南極観測最前線/ 第7章 南極温暖化/ 第8章 氷河期の南極―北極のつながり/ 第9章 私たちにとって、今、南極、北極とは

【著者紹介】
山内恭 : 理学博士。国立極地研究所名誉教授、特任教授、総合研究大学院大学名誉教授。1973年東京工業大学理学部応用物理学科卒業、1978年東北大学大学院理学研究科地球物理学専攻博士課程修了。東北大学理学部助手、国立極地研究所助手、助教授、教授を歴任。総合研究大学院大学極域科学専攻併任。南極観測隊には4度参加、第38次隊の隊長兼越冬隊長、第52次隊の隊長兼夏隊長を務める。そのほか、北極観測に従事、GRENE北極気候変動研究プロジェクト・マネージャー。専門は大気科学、極域気候学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 雲をみるひと

    南極、北極について両者の違いや最近の気候変動が原因と見られるトピックを論じたもの。観測結果や分析の引用などわかりやすいとは言えないが、両極に関する様々な研究が取り上げられていて興味深い。自然科学、地学、気象などのサイエンスに関心があれば楽しめる一冊だと思う。

  • まえぞう

    温暖化に焦点を当てつつ、北極と南極に関する調査研究の最新の状況が説明されます。研究の内容がよくわかる良い概説書だと思うのですが、新書判のせいで、多用されるグラフや表が見ずらいのが残念です。本当は、もう少し大判で、図表もカラーだとよかったんですがね。

  • グレートウォール

    北極って何?南極って何? そもそも二つの違いって何? 誰もが知っている北極と南極についての解説と、歴史的にどのような探索がなされてきたのか。各国の北極、南極の認識について、また、昨今の温暖化現象が北極と南極にどのような影響があるのか等、多方向から説明されていた。 GRENEの活動をどれほどの人が認識しているだろうか。自分自身も知らなかった団体の研究の一端を知り、地球への思いを馳せることができた。

  • kf

    素人には図表など理解が少し難しいところもあったが、温暖化・北極・南極について勉強になった。特に北極については知らなかったことが多く、なるほど〜と。

  • あらい/にったのひと

    南極と北極(この順になるのはやはり日本人にとっては南極のほうが馴染みがあるからなのかな?)についての新書サイズの解説書。あくまでもサイズが新書なのであって、明らかにブルーバックスよりも敷居は高い。内容としては極地の温暖化、つまり気候/大気にフォーカスをあてて説明しているけど、深層水の循環などにも当然言及がある。科学的な話をしていくのだけど、「北極研究は科学だけでは閉じない」(p169)としているのはとてもよいですね、という感じ。よい本でした。ここから各分野の入門書とかに入っていくといいんじゃないかなあ。

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