Product Details
ISBN 10 : 4163914552
Content Description
ラッシュアワーの満員電車にはスピノザが現れ、強いタバコの香りとガムラン音楽の思い出は荻生徂徠の声を呼ぶ。世間論は『カラマーゾフの兄弟』の土の香りと交じり合い、『エヴァンゲリオン』はグノーシス主義の末裔としての資質を覗かせる。時代や地域、学問領域を超えて、あらゆる瞬間は哲学的にひもとかれていく。
目次 : 第1章 哲学は答えを与えてくれない(東京で溺れない哲学/ 赤いスピノザ、白いスピノザ/ 降り積もる雪の中で/ 人生が二度あれば/ こじらせたあなたに)/ 第2章 世界と“私”の間にあるもの(夜と闇の中の倫理学/ セカイ系倫理学を求めて/ 大地に向かう倫理/ 閾の上にとどまりながら/ 宇宙に響く音楽)/ 第3章 見えない未来を迎え入れるために(異常気象と嵐の中で/ 人生は物語としてある/ 過去の中に存在する未来/ 現実という瓦礫の上で/ 過去と未来を渡す橋/ 自分への約束、未来への約束)/ 終章 セカイの終わりと倫理の始まり/ ブックガイド/ あとがき
【著者紹介】
山内志朗 : 1957年、山形県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学。新潟大学人文学部教授を経て、慶應義塾大学文学部教授。専門は中世哲学、倫理学。その他、現代思想、修験道など幅広く研究・執筆活動を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Customer Reviews
Book Meter Reviews
こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。
powered by
踊る猫
読了日:2021/12/01
K.H.
読了日:2022/03/29
ぎじぇるも
読了日:2023/09/03
Go Extreme
読了日:2025/04/15
takao
読了日:2022/12/29
(外部サイト)に移動します
Recommend Items
Feedback
Missing or incorrect information?
Product information of this page .

