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マンガでわかるカルロ・ロヴェッリの物理学

山と溪谷社

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784635350037
ISBN 10 : 4635350037
Format
Books
Release Date
December/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ものごとの一部しか理解できていないってわかる瞬間があるよね。それは、人の知覚に限界があるからなんだ。でも、僕らの生きる“園”の限界を超えて飛び出そうと思うことが、科学のはじまりなんだ。

目次 : 1章(目覚め/ 直感力/ セザンヌに魅せられて/ つながり)/ 2章(科学=疑問/ エデンの園/ 葉っぱの量子/ 存在するのかしないのか)/ 3章(下と上/ 宙に浮かぶ帽子/ 洞窟の新たな寓話)/ 4章(シヴァ神のレインポンチョ/ 表面を見えなくしたのは誰?/ 拍の拍)/ 5章(河の神/ 偉大なる師/ 画家アンリ・ルソーの予言)/ 6章(一瞬の間のテニスボール3000個/ きみがきみなら、私は誰?/ 何かが欠けてつながらない)/ 7章(我参加する、ゆえに我あり/ トンボ効果/ キスの網の目)

【著者紹介】
ルーカ・ポッツィ : 1983年生まれ、アーティスト。科学と芸術の橋渡しをする活動を行なう。ミラノのブレラ美術学院を卒業後、大学院でコンピュータグラフィックおよびシステムを学ぶ。美術、物理学、マルチメッセンジャー天文学、IT技術の世界から着想を得て、科学研究コミュニティと協働した視覚作品を制作している。これまでのコラボレーション先として、カナダ・ペリメーター理論物理学研究所(PI)のループ量子重力理論グループ、欧州原子核研究機構(CERN)のコンパクトミュー粒子ソレノイド実験グループなどがある。量子重力理論、天文学、素粒子物理学を学び、理論研究を深めつつ、アートと科学がハイブリッドに組み合わさったインスタレーション作品を制作。磁気を利用した彫刻、宙に浮く物体、仮想現実/拡張現実体験を特徴とする作品、止まった時間や多次元といった非日常的感覚の写真を取り入れた、パフォーマンスとしての作品も手がけている

エリーザ・マチェッラーリ : イタリア人とタイ人を両親に持つイラストレーター。イタリア中部のペルージャに生まれ、現在は北部ヴィジェーヴァノを拠点としている。2012年よりフリーランスのイラストレーターとして活動し、イタリア国内外の出版物・雑誌に作品を提供。2017年、イタリアのイラストレーション作家協会賞(出版部門・金メダル)を受賞。2019年および2021年には同協会賞の漫画部門・銀メダルを受賞。その作品は、イタリア内外にて展示紹介された

花本知子 : 1978年広島県生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士課程修了。京都外国語大学イタリア語学科にて長年イタリア語教育に携わるかたわら、近年では科学書の翻訳にも注力している

松原隆彦 : 高エネルギー加速器研究機構、素粒子原子核研究所・教授。博士(理学)。京都大学理学部卒業。広島大学大学院博士課程修了。東京大学、ジョンズ・ホプキンス大学、名古屋大学などを経て現職。主な研究分野は宇宙論。日本天文学会第17回林忠四郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ryohjin

    著者がラオスのジャングルでカルロ・ロヴェッリと対話する形で描かれています。ロヴェッリのループ量子重力理論を扱った本ということで、相対性理論や量子論など物理学の世界が語られています。理論的なことは自分には十分に理解できませんが、描かれたイラストでイメージが広がります。訳者あとがきでこの本でひっかかるところかあればロヴェッリ自身の著作を読んでくださいということですので、終わりの方で出てきた龍樹の仏教理論とのかかわりを、おすすめの『世界は「関係」でできている』で読んてみたいと思います。

  • 清水勇

    理論物理学者カルロ・ロヴェッリの本は「時間は存在しない」と「世界は関係でできている」を読んだが、難解な量子力学の世界なのに分かり易く丁寧な説明で何となく理解できた。この本は科学と芸術の橋渡しをするアーティスト/ボッツイとイラストレーター/マチェッラーリによるロヴェッリ物理学入門書で、ジャングルの中でボッツイが自分の理論物理学の理解深める為に問い合わせ、それにロヴェリがいろいろなイメージを使って分かり易く説明する形で物語が進行する。この本で全体のイメージが掴めたので、再度ロヴェッリの他の本にも挑戦したい。

  • kentaro mori

    ⚫︎僕の理解では、時間は世界の中には存在しないんだ。世界のいろんな部分のどれもが相互作用し合っていて、時間はそんな世界の相互作用の一部として存在すると思う。で、なぜ世界の部分同士が相互作用するのかというと、自然が不完全で大雑把に造られているからでもあるし、自然が自分の"ありよう"を増やそうとするからでもある、と思う。⚫︎宇宙はモノ、物質、石ではなくて、キス(できごと)の網の目でできているんだ。

  • hasebo

    世界の、宇宙の分からなさの美しいこと。 人間の、知性の分からなさの美しいこと。

  • えんじ

    邦訳も他にたくさんあるカルロ・ロヴェッリ。何か読んでみようかと思ったら、この本があったので、手に取った次第。アーティストが物理を通して世界を学ぼうとするという形式をとっている。見ごたえのある絵が入っていて、五十嵐氏の漫画を思い出しました。とはいえ、漫画であるため、それほど踏み込んだ内容や量はありません。類書が思い浮かばないので、興味があれば

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