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「野球」の誕生 球場・球跡でたどる日本野球の歴史 草思社文庫

小関順二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794222916
ISBN 10 : 4794222912
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2017
Japan

Content Description

野球史を知ることは、野球をもっと面白くすることにつながる。俳人・正岡子規が打って走った上野の球場から、スタルヒンが投げた大宮公園球場、第二次大戦中“最後の早慶戦”の舞台となった戸塚球場、満潮になると水が出た洲崎球場跡地など15の球場をたどる。日本野球史の事件簿を豊かなエピソードで綴る、無類に面白い野球エッセイ。貴重な資料写真と、現地を訪ね歩ける地図も多数挿入。

目次 : 野球黎明期の晴れ舞台は上野の森のグラウンド―子規が打って走った明治のベースボール/ 芝生が敷きつめられた新橋アスレチック倶楽部の本拠地グラウンド―道楽大尽・平岡〓(ひろし)がめざした粋なベースボール/ インブリー事件の舞台、一高グラウンド―横浜居留地のアメリカ人チームを粉砕した精神野球/ 慶應義塾野球部のふるさと稲荷山グラウンド―新橋アスレチック倶楽部の流れを引いたエンジョイ・ベースボール/ 最後の早慶戦の舞台になった戸塚球場―安部磯雄と飛田穂洲が見守った早稲田精神野球の聖地/ 明治時代のバンカラが作った羽田グラウンド―野球害毒論から読み解く明治期の野球/ わが国初のプロ野球チームは芝浦にあった―早稲田OBが追い求めた理想の野球チーム/ 高校野球とタイガースの聖地、甲子園球場に刻まれた歴史―鬱蒼と雑木が生い繁る三角州に出現した巨大スタジアム/ スパイも暗躍した大宮公園球場―スタルヒンが投げて、ベーブ・ルース、長嶋茂雄がホームランを打った/ 満潮になるとカニが這いずり回った洲崎球場―野球嫌いの荷風が通った遊郭のそばでプレーボール/ 二階に高射砲が据えられた後楽園球場―戦争の影を今もとどめる野球のメッカ/ 国鉄の本拠地として誕生した武蔵野グリーンバーグ―短命に終わったほこりパーク/ 隅田公園今戸グラウンドから始まったサクセスストーリー―世界の王貞治を育んだ下町人情

【著者紹介】
小関順二 : 野球評論家。1952年、神奈川県横須賀生まれ。日本大学芸術学部文芸学科卒業。プロ野球ドラフト研究の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • うえ

    主に球場を辿った野球史。「1902年、早大初代野球部部長・安部磯雄が大学裏の畑地を借地して整備したのが戸塚球場、のちの安部球場の始まりである。…08年には3A選手で構成されたプロの混成チーム「リーチオールアメリカン」が来日して早大と対戦、5対0で一蹴している。10年にはシカゴ大学が来日し、早慶両校と3戦ずつ対戦して。やはり全勝している。善戦した慶大にくらべ、早大は招聘した張本人てありながら大敗の連続だったためマスコミの風当たりが強く、主将の飛田忠順をはじめ主力4選手が責任を取って引退する騒ぎに発展する」

  • もだんたいむす

    夏の甲子園の話が少なくて残念。

  • hisaos

    球場を軸に明治期の日本野球黎明期から王貞治が活躍する直前の戦後日本までの野球史をたどる。どこかで読んだような記述も見受けられるが、野球史から文学まで幅広く触れていてより詳しく野球史に触れたい人にとって良いポータルとなりうる。球場ないし球場跡を訪ねるパートは後付け感もあるが、著者自身の目で見た情報で描かれていて遠い歴史の世界から日常に引き戻される感覚が面白い

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