Books

町工場で、本を読む

小関智弘著

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784768469309
ISBN 10 : 4768469302
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2006
Japan

Content Description

旋盤工・作家が人間と文学を学び育んだ、ものづくりの本。デビュー後も頑固を通し、町工場で働き続けた著者が、30年間新聞や雑誌の依頼を受けて書いた書評や著者紹介文などの文章を1冊にまとめる。

【著者紹介】
小関智弘著 : 1933年、東京都大田区生まれ。高校卒業後、1951年から2002年までの50年間、複数の町工場で旋盤工として働きながら、その体験をもとに、小説やルポルタージュを書く。1975年に『粋な旋盤工』(岩波現代文庫)でデビュー。1981年『大森界隈職人往来』(岩波同時代ライブラリー)で日本ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • minazuki

    2006年発行。図書館の棚で偶然見つけた。小関さんは、東京大田区の町工場で、50年間旋盤工として働き、小説などを書いてきた。「働きながら読み、書くことを続けるうちに、次第にわたしの関心は、『人はなぜ働かなければならないのか』に絞られた」。ここに集められた本も、「広義の”ものづくり”」についての本であり、「労働現場の体験を踏まえた感想」である。/彼の語ることはことはもはや時代遅れなのだろうか?私の甥が、かたちのある仕事がしたいと、IT企業をやめてものづくりの職人になった。小関さんのような人間はいるのだ。

  • あちゃくん

    小関さんの読書録。ご自身の働いていた体験と、様々な取材体験と、この本に書かれているような読書体験が、3つ相まって小関さんの働くものに暖かなまなざしを向けた文章になるんだなと改めて納得。

  • mizzan72

    旋盤工であり作家でもある、小関智弘さんの本はいくつか読んできたが、自分の子供の頃の話、大田区の様子、書評をまとめた本作はちと異色かも。取り上げた本の中に、山本周五郎や池波正太郎、浅田次郎など、好きな名前を見つけて喜ぶ。小関さんの本を読んでいて、いつも「青べか物語」が浮かんできたのは、こういう訳か。納得。

  • tu-ta

    ブログに足跡がついて、10年後に本棚を捜したが見つからず、図書館で借りて再読。購入しようかどうか迷ったが、本棚もいっぱいだしいつでも図書館で借りられるので…。この本で紹介されてい『連合軍捕虜の墓碑銘』も読む。『蒲田警察五十年誌』にあった昭和19年に穴守の慰安施設特別認可というたった3行の記述があり、そこから小説を書いたとのこと(47頁)。斉藤美奈子さんは彼の『鉄の花』を「真のプロレタリア文学」と評し、日本の文学が労働現場を描けているものは非常に少ないと。表紙の写真の本にはスピンがあるのにこの本にはない

  • tu-ta

    読書メモのURLは https://tu-ta.seesaa.net/article/201503article_3.html 大好きな小関さんの本。大好きと言いながら読んでない本がたくさんあって、これも今頃読んだのだが。村井吉敬さんの本が何回も参照されていたり、新日文で針生一郎さんの講義を聞いた話とか、個人的にも懐かしい名前がでてきて、うれしかった。また、1950年代のこの地域での文化運動について、もっと注目されてもいいのだろうな、と再び思った。読書メモのURLはコメント欄にも

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items