大江健三郎「燃えあがる緑の木」 2019年 9月 NHK100分de名著

小野正嗣

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784142231034
ISBN 10 : 4142231030
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
139p;21

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読書メーターレビュー

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  • れみ さん

    NHK-Eテレ「100分de名著」テキスト。大江健三郎さんについて、ノーベル賞作家ということくらいしか知らなかったけど、今回、書いてこられた作品がどういうものかとか、作品とご自身との繋がりとか、様々なことを知る機会に恵まれて良かった。放送では寺島しのぶさんの朗読も良かったし、小野さんと伊集院さんのやり取りも興味深かった。ただ、放送の内容とテキストの回毎の区切りがずれてるのは、毎回予習してから見るにはちょっと微妙だったなあ…。

  • 佐島楓 さん

    大江健三郎作品を読むうえで重要なポイントがまとめられている。いくつか読んでも苦手意識がある作家だったが、これを機にいろいろと(できれば分析的に)読んでみたい。

  • ころこ さん

    昔、分からないことが延々と書かれており、流れを見失いながら、とりあえず読了する目標に対して読み進めたように記憶しています。同じ登場人物の物語が観念化されていってことに、時代に取り残されたと断じた読者は多くいたはずです。大江の小説は、否定から肯定の言葉に変わったのだと。したがって、本書は名作ではありません。しかし、名作でない作品を取り上げるNHKの着眼点には感心します。自作の擁護にもなっている試みに、小野は最も相応しいナビゲーターだといえるでしょう。ただ、名作でないものを肯定し過ぎるのも釈然としませんが。

  • ケイトKATE さん

    大江健三郎が亡くなったのがきっかけで、最大の長編小説『燃えあがる緑の木』を読んでいるが、噂どおり難しい小説である。私が苦戦しているのが、独特の文章である。主要人物のサッチャンの語りで物語が進むのだが、他の登場人物の語りも紛れ込むため、注意深く読まないと誰が語っているのか分からなくなってしまう。そこで、2019年に放送された『100分de名著』で、小野正嗣が解説したテキストを参考に読んだ。テキストでは、物語の解説や変な名前の登場人物の特徴に加え、大江健三郎の執筆時の背景についても分かりやすく書いている。

  • コニコ@共楽 さん

    大江健三郎追悼番組の一環として放送されていた100分de名著 『燃えあがる緑の木』」を観てから、この冊子を読む。放送とは多少違っていたところもあったが、小野さんの解説はとてもわかりやすかった。「大江健三郎にとって、小説を書くために、自他の作品との対話が必要だった」とあり、そのことがいかに大事だったか理解できた気がする。そして、生きること自体を永遠と思える時を少しだけ長く持とうするのも感じ入るものがあった。流行りとしての”絆”ではなく、”魂の継ぎ目”として若い人に向かっていく肯定感が説明されて印象的だった。

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