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黄昏の岸 暁の天 十二国記 新潮文庫

Fuyumi Ono

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101240619
ISBN 10 : 4101240612
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2014
Japan

Content Description

王と麒麟が還らぬ国。その命運は!? 驍宗(ぎようそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風の勢いで再興に向かった。しかし、文州(ぶんしゆう)の反乱鎮圧に赴(おもむ)いたまま王は戻らず。ようやく届いた悲報に衝撃を受けた泰麒(たいき)もまた忽然(こつぜん)と姿を消した。王と麒麟を失い荒廃する国を案じる女将軍は、援護を求めて慶国を訪れるのだが、王が国境を越えれば天の摂理に触れる世界──景王陽子が希望に導くことはできるのか。

【著者紹介】
小野不由美 : 大分県中津生れ。大谷大学在学中に京都大学推理小説研究会に在籍。「東京異聞」が1993(平成5)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となり、話題を呼ぶ。2013年、『残穢』で山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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王驍宗と泰麒を失い崩壊した戴国を救うため...

投稿日:2021/04/15 (木)

王驍宗と泰麒を失い崩壊した戴国を救うため、泰麒と同じ胎果である景王陽子を頼って、将軍李斉が満身創痍で慶国に辿り着くところから物語は始まります。  十二国記人気キャラ総動員という感じで、めったに出てこない各国の王や麒麟が集まるところは見逃せません。泰麒を救うために、各国の秘宝を用いあの手この手で王と麒麟、使令が奔走する様はドキドキわくわくします。

ラビ さん | 千葉県 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kou

    何者かに襲われる泰麒、そして、片腕を失い満身創痍で景王に助けを求める李斎・・・こんなに惹き付けられる始まり方があるだろうか!もう読むのが止められなかった。そして「魔性の子」とリンクした内容はモヤモヤが晴れていくような気がして読み応えがあった。それにしても、新たに登場した氾王と氾麟・・・個性豊かと言うか、濃いと言うか(笑)。浩瀚の「良い王か否か」の説明は彼らしい励ましのような気がして、温かい気持ちになった。リアルタイムで読んでいたら、次の新作まで18年も待つことになっていたのかと思うと、ちょっとゾッとする。

  • ミュポトワ@猫mode

    十二国記のエピソード8です。今でている最後の巻になります。本の内容はエピソード0とリンクしている内容です。相変わらずすっごい面白いんですが、最後背筋が伸びました。最後にピリって言われて、思わず本を閉じて考えてしまいました。ここまで考え込む本はそうそうないと思います。下手な思想本よりも考えさせられて、ファンタジーよりも面白い、やっぱり最高ですわ。十二国記は、再読必至なのでまた0から読み返したいと思いますが、その前にこの作者のほかの本を読みたいと思います。しばらく間空けたほうが考え方も変わると思いますしね。

  • 南北

    「魔性の子」を十二国の側から見たお話です。泰王は行方不明、泰麒は麒麟の角を傷つけられ、蝕を起こして蓬莱に行きます。戴国の将軍李斎は片腕をなくしながらも、慶国に助けを求めます。泰王や泰麒が亡くなったのなら、次の王や麒麟が生まれてくるのですが、行方不明のままでは次の王は現れず、他国の軍が戴国に入るのも天の摂理で禁じられて打つ手なし。小野主上みずから李斎を通して、天の摂理を徹底的に批判して、突き詰めていった結果、「人は自らを救うしかない」という陽子の言葉に行き当たる点が他の作品と一線を画している点だと思います。

  • 白いワンコ

    『十二国記』の大きなストリーム・戴と景がここで合流!と思いきや、中盤を席巻する氾王と氾麟、廉麟の有能ぶり(ファンになるよね)、本作でやや精彩を欠きつつも堂々大役を務めた延王と、オールスターキャスト大集結の様相でした。最終盤の事件に驚きつつ、浩瀚の説く道理に「さすがは我が慶…」と誇らしくもなり、戴の行く末を案じるが故ついに新作へ向かいます。それにしても、泰麒の喪失は六年間ですが、『十二国記』は十八年も喪われていたのですね。噛み含めるように読もう…

  • ネギっ子gen

    episode1から読んできた。毎度、どの巻もシリーズの中の最高傑作!とハイテンションで想う。これぞ、作者の術中に嵌ったというべきでしょうなぁ。さて本編である。やはり性懲りもなく、イヤイヤ今回こそ、正真正銘の大傑作!と太鼓判を押したいくらい、もう感激しまくり。でもでも、ここまで読んじゃうと、いよいよ残りは新作の4冊本と、episode0の『魔性の子』だけになる、という苛酷なる未来も見えてきた。思うだに恐怖しかない“十二国記ロス”。無残な現実から逃避したくて、ファンタジーの世界に耽溺していたというのに……⇒

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