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風の万里黎明の空 上

Fuyumi Ono

User Review :4.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062551755
ISBN 10 : 4062551756
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1994
Japan

Customer Reviews

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慶国の王となったがなかなか思うままに指揮...

投稿日:2010/08/23 (月)

慶国の王となったがなかなか思うままに指揮をとれない陽子。芳国の公主として30年過ごしたがクーデターにより仙籍を奪われ孤児として暮らす破目になった祥瓊。蝕にあい十二国の世界に流れ着き言葉もわからぬまま数年過ごしていたが飛仙に出会いその下女として虐げられながら100年働いてきた鈴。その3人が(下巻で)慶国で出会う前までをそれぞれの視点で克明に描いてあります。

羽夏 さん | 不明 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • nabe

    人が幸せなのは、恵まれているからではなく、ただその人の心のありようが幸せだから。老いた女王の言葉はなんと胸に響く事か。幸せは内から生み出すものだが、亡国の王女も迷い子の胎果も未だ気付かない。荒まずにはいられない境遇に同情を禁じ得ないが、重いテーマを多重に描く著者の筆力にただただ頭が下がる。景王陽子の葛藤と苦悩も現代日本では到底想像すら出来ない大業のはずなのに、自らを市井に置いて向かい合おうとする姿勢に共感を覚える。彼女は高校すら出ずモラトリアムに浸る時間もないまま殊恩の乱に巻き込まれてゆく。どうなる下巻!

  • 風里

    十二国記再読祭り中。 鈴も祥瓊もイライラするが、振り返ると自分も同じ事をしていることに気付き愕然とした。 多少なりと現実に向き合う努力をしていないとすぐに空想夢想の世界に入ってしまう。 私も楽俊の様な友人が欲しい。

  • たいぱぱ

    景王となり、見違えるように成長した陽子(ロロノア・ゾロばりの剣客やん!)。王の娘としての豪華な生活から、苦しい生活へと追い落とされた祥瓊。そしてもうひとりの海客・鈴。それぞれの苦しい思いを胸に、3人の女性が相まみえる瞬間に何が起こるのか?王として苦悩する陽子には、遠甫。行動全てがイラつかせてくれる祥瓊には、お馴染みフワフワ楽俊。まだ他人の心の内がわからない鈴には、清秀。それぞれの心の内を3人の男たちがどう変えるのかも楽しみです。

  • ケロリーヌ@ベルばら同盟

    【ひとり十二国記まつり】重責、焦燥、郷愁、孤独、悲痛、怨嗟…。少女たちに次々と降りかかる過酷な試練に、なんて惨い、可哀想にと、感傷に浸っていた読者は突然平手打ちを受け刮目する。幼くも利発な少年の言葉に。見返りを求めない心優しい半獣の振る舞いに。己の不幸をあげつらい憐れみを求める虫の良さ、己の幸福が何によって支えられているか、齎される恩恵に伴う責任に思い至らぬ傲慢。それは誰の心にも潜むものだ。生命の危機に晒されながら彷徨する少女たちに、一国という途方もなく重い責を負い、前途を模索する若き女王に、自分を重ねる

  • ゆかーん

    今回は3人の少女の成長物語。芳国で父と母を殺された祥瓊。蓬莱から流された鈴。慶国の王としての在り方に苦悩する陽子。それぞれが全く違った境遇の中で苦悩しながら生きています。3人に共通しているのは、皆が国の仕組み、市民の生活、政治などを全く知らない無知な少女であること。中でも鈴と祥瓊が自分可哀想女子をアピールし、他者を妬んだり羨んだりする姿に憤りばかり感じてしまいました。自身の無能さがどんなに恥ずかしい事か理解できたら、一歩前進できそうな予感。下巻でこの3人の少女がどう成長するのかとても楽しみです!

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