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新編 人生はあはれなり… 紫式部日記

小迎裕美子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046060891
ISBN 10 : 4046060891
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

社交的じゃない…人から嫌われたくない…今すぐ出家したい…「源氏物語」の著者が綴る絶望だらけの平安ライフをコミカライズ!!!!!今も昔も人間関係は、センシティブ。

目次 : シキブ日記―彰子さまと出産と私/ 紫な劇場(激情) パープルライフ第1部/ 紫な劇場(激情) パープルライフ第2部/ シキブ日記―出仕と私とデリケート/ シキブ日記―哀と追憶と私/ シキブ日記―ため息ばかりの日々だけどそれでも生きていく私/ 紫な劇場(激情) パープルライフ第3部/ 巻末おまけ コムカイ的ドス紫日記

【著者紹介】
小迎裕美子 : 愛知県名古屋市生まれ。広告デザイン事務所勤務を経てフリーイラストレーターに。雑誌を中心に、テレビ、広告、WEBなどで活躍中

赤間恵都子 : 石川県金沢市生まれ。十文字学園女子大学教授。博士(文学)。専攻は、『枕草子』『蜻蛉日記』などの平安女流文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • チーママ

    シリーズ2巻目。1巻目は清少納言の魅力に気づかされた一冊だったが、本作から伝わってくるのは、思わずヨシヨシと慰めてあげたくなるようなストレスフルな紫式部の人生。これじゃあネガティヴにもなるなぁ。漢文も好きだったのに当時の風潮に逆らえず封印した紫式部。臆することなく漢学の才をひけらかすように見えた清少納言を批判したのは羨ましさの裏返し。仕方なかったのかもしれない。小迎さんの源氏物語の人物紹介がユニークでわかりやすくて良かった。テーマは因果応報だったのか…。これはもう源氏物語を読むしかない。

  • あきぽん

    ネガティブで自意識過剰でプライドは高い、面倒くさい女の紫式部。自分にもこういう要素あるし、特に若い頃はそうでした。今、「私なんて…」といいながら旦那への惚気や夢の実現をつぶやくリアルな友人を思い浮かべてしまいます。こんなシキブも世界文学史上輝く大作家、ネガティブのパワーって実はすごいのかも⁈

  • シフォン

    マンガ形式を交えて、紫式部が中宮彰子に仕えていた時期について源氏物語の登場人物なども含めておもしろおかしく書かれたもの。ついつい大河ドラマと比べてしまうのだが、紫式部ってこんな暗い性格なのか、為時パパは偏屈ものなのか、道長の形相は伊周のようだなとか思いながら楽しんだ。源氏物語の最終章である「浮舟」で、ここで終わりなのか(続きがあるのでは)と思っていたが、「浮舟」が紫式部の最終理想型と書かれておりそういうことかと思うことにした。

  • けやき

    紫式部日記のコミックエッセイ。去年の大河「光る君へ」の余韻を楽しみつつ。

  • moonlight

    源氏物語の簡約現代語訳はいくつか読んだことがあるが、紫式部日記は初めてなのでまずはわかりやすそうな漫画から。ネガティブ…というか孤独が伝わってくる。意に染まぬ宮仕えでバカのフリをしないと周りと合わせられないなんて気の毒。でも、それを自分で綴っているくらいだからプライドも高いのよね。鬱積した感情を物語に昇華させたと思うとあの大長編も納得。そして大河ドラマは様々なエピソードを上手いこと脚色しているなぁと感心。

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