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隠れの子 東京バンドワゴン零 集英社文庫

Yukiya Shoji

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784087442731
ISBN 10 : 408744273X
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2021
Japan

Content Description

江戸で子守をして暮らしている少女・るうと同心の堀田州次郎は、ともに「隠れ」と呼ばれる力を持っていた。東京バンドワゴンの原点。


【著者紹介】
小路幸也 : 北海道生まれ。広告制作会社退社後、執筆活動へ。『空を見上げる古い歌を口ずさむ』で第29回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro

    ♡東京バンドワゴンシリーズ完読プロジェクト! https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11307678?sort=book_count&order=desc 江戸北町奉行所定廻り同心の堀田州次郎が、現代の堀田家にどう繋がるか興味津々で読みました。東京バンドワゴンシリーズというよりも、宮部みゆきの時代ミステリのような雰囲気、まだ現代の堀田家に辿り着いていないので、続編があるでしょうか?

  • mae.dat

    東京バンドワゴンシリーズである必然性は無い様に思われますねꉂꉂ(ᵔᗜᵔ*)ァ,、'`。シリーズを追っている人からすると騙し討ちに遭ったみたいに感じてしまうかなぁと。そんな事しなくても(しない方が)独立したお話として楽しめると思いましたけど。ちょっとした霊能者……ここでは〈隠れ〉と呼ばれるのですけど、その能力の一端が紺達に受け継がれ、サチさんと交信できる様になっているのでしょうかね。州太郎とるう、どちらが遺伝しているのでしょう。勘一の独特の味付けは州太郎と能力も受け継いでいるのかなぁと想像するのでした。

  • しんごろ

    東京バンドワゴンシリーズの堀田家のルーツとなる話だけど話は全くの別物。“隠れ”という能力(ジョジョでいうスタンド能力)を持つ堀田州次郎。隠れを持つ者達による、世間に気づかれない闘いがあった。州次郎の養父を殺した者を探すのはひとつのきっかけ。全ては隠れを持つ者の平穏に暮らすため。読んでて血生臭い闘いにならないのが、さすがの小路幸也さん。随所に優しさを感じる。紺、研人、かんなには、霊感という隠れの素質が潜んでるのかな。そして、我南人には音感という隠れの能力が備わったのだろう。江戸でも「LOVEだねえ」。

  • KAZOO

    「東京バンドワゴン」零と書かれていますが、まるっきり関係ない話だという感じがしました。確かに「バンドワゴン」の江戸時代の先祖の話を描いたということなのでしょうが。ここでは何かしらの人の知らない能力をもった人物たちが、不可思議なことを解決しようとしている話が中心となっていて、それなりに楽しめました。「バンドワゴン」とは別なシリーズにしてもいいのではないかという気がしました。

  • 大好きな小路幸也さんの初となる時代小説は、ハラハラドキドキしながらあっという間に読了してしまいました。楽しかったです。人よりも感が鋭かったり、そこに居ないものの匂いがわかったり、物事の流れる先の事がわかったり、といった特殊な力を持つ人「隠れ」と呼ばれる人達が、その力を制御しながら市井の人の中で暮らす江戸の町で、自身の隠れとしての力を使いながら養父の死の真相に迫る同心州次郎の物語。バンドワゴン抜きで成立する物語は是非この後の展開も読みたくてしょうがない。おるうちゃんの賢さと健気さにまた会いたい。

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