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いわゆる「サザン」について

小貫信昭

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784164010082
ISBN 10 : 4164010088
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2024
Japan

Content Description

サザンオールスターズの止めそびれた歴史と、その真実。

その名曲の数々で常に日本のミュージックシーンを牽引し続けている唯一無二のバンド、サザンオールスターズ。
そんなサザンの誕生から国民的アーティストになるまで、そして無期限活動休止を経て現在に至るまで、サザンの歴史を振り返りながら彼らの楽曲や音楽人としての魅力、そしてこれからを紐解く、「サザンオールスターズについて」の決定版です。

なお、桑田佳祐氏は、この作品のために度々長時間の追加インタビューをお受けくださり、サザンオールスターズの46年について、光と陰の両面を率直にお話しくださいました。

「昔々、“軽薄なノリ”が名誉であり、
ヤンチャなものに対してやや寛容な時代があった。
ついつい、調子に乗ってそれをやめそびれた我々は、
未だに「まともな音楽人」として衆人に認知されていない。」

――サザンオールスターズ 桑田佳祐

「この本は、筆者の40年以上にわたるサザンへの取材活動の集大成だ。
同時に、今回新たに桑田佳祐氏にバンドの歴史を振り返ってもらい、その成果が全章に活かされた内容でもある。ここに記された昭和・平成・令和のエピソ−ドは、当時の“切り抜き”などではなく、新たに精査されたものであり、そこに大きな価値があると思っている。
実は執筆作業もたけなわの頃、彼からこんなメッセ−ジが届いた。「サザンの陽のあたる部分だけじゃなく、それ以外のところも描いて欲しい」。この言葉が、本書の更なるリアリティを生みだした。
手前味噌ではあるが、サザンの歴史を程よい長さで書き綴った物語は、本邦初である。
「読んでいたら、無性にサザンが聴きたくなった」
本書を手にしてくださった方々が、もしそう呟いてくれたなら、僕は本望である。」

――小貫信昭

[目次]
序章・サザンオールスターズ誕生
1章・1978年〜「勝手にシンドバッド」の衝動と「いとしのエリー」の老獪さ
2章・1981年〜「ミス・ブランニュー・デイ(MISS BRAND-NEW DAY)」で得た自信
3章・1985年〜2枚組大作『KAMAKURA』は「終わり」の「始まり」
4章・1987年〜デビュー10周年 復活を告げる「みんなのうた」
5章・1991年〜甘くてしょっぱい「涙のキッス」でチャートを席巻
6章・1995年〜「マンピーのG★SPOT」誕生の瞬間
7章・1999年〜新たな代表曲「TSUNAMI」が描く「侘しさ」とは
8章・2003年〜不退転の覚悟と『キラーストーリート』の充実
9章・2008年〜スタジアムも泣いた「無期限活動休止」の夜
10章・2019年〜下を向きがちな世の中にこそ“SMILE”を
終章・2023年〜バンドの半世紀へ向け、桑田から届いた本音のメッセージ

【著者紹介】
小貫信昭 : 1957年東京都生まれ。1980年、『ミュージック・マガジン』を皮切りに音楽について文章を書きはじめ、音楽評論家として40年以上のキャリアを持ち、長年にわたりサザンオールスターズの魅力を言葉として紡ぎ続けてきた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kinkin

    サザンが結成されるまでの経緯、デビュー、曲の紹介が書かれている。「勝手にシンドバッド」でブレイクし多くの名曲やアルバムで日本でトップクラスのバンドになり現在もなお活躍中。私はカセットテープに吹き込んだ曲を流しながら海岸沿いを走るのが好きだった。初期から1990年ぐらいまでが自分の中では一番サザンが好きだった時代。それも1990年半ばくらいからあまり聞かなくなった、年とともに音楽の嗜好が変わってきたことと、彼らの局長が私と合わなくなったこともあるのかな。いずれにしても素晴らしいバンド、爺、ババでも頑張れ

  • きみたけ

    著者は、音楽評論家として40年以上のキャリアを持ち、長年にわたりサザンオールスターズの魅力を言葉として紡ぎ続けてきた小貫信昭氏。桑田佳祐氏へのインタビューやコンサート取材を通じて、学生時代からデビュー直後のエピソード、ソロ活動時のメンバーとの関係性、ヒット曲・アルバム制作の裏側などを書き下ろした一冊。ご本人は「邪道系ミュージシャンとして生きる」、「新曲を作ること」でしか王道に太刀打ち出来ないと語っていますが、いやいやサザンは王道です😄

  • まちゃ

    昨年デビュー45周年。今月の「ROCK IN JAPAN 2024 in HITACHINAKA」が最後の夏フェスとなったサザンオールスターズ。サザンの楽曲とアーティストとしての魅力をデビュー当時から辿った一冊。『稲村ジェーン』あたりから聴くようになった世代ですが、楽しめました。

  • Shoji

    私はサザンオールスターズのファンである。しかも、筋ガネが入っている。桑田佳祐に心酔しており、彼は私にとって神なのだ。サザンオールスターズ応援団の会員番号の若さには、地味に自己満しているのだ。思い出の曲やシーンは次から次へといくらでも。どれほど泣き、笑い、感動し、勇気を貰ったことか。この本の著者は音楽評論家、45年強のサザンのヒストリーを時系列に綴っています。若かりし日から今までの思い出を蘇らせてくれる一冊だった。まだまだ、サザンの活動は続くようだ。ずっと応援していきます。

  • ぐうぐう

    とても誠実な一冊だ。サザンに対して。評伝とは得てして冷たい印象を与えてしまうし、高飛車な姿勢を感じてしまうこともある。けれど、この本からはとても温かみを覚えるのだ。それでいて、音楽評論家としての立ち位置をきちんと堅持し、戯れではない内容になっている。それは、曲を中心にしてサザンを語っている点からもよく理解できる。曲こそがサザンを表しているとの強い意志を感じるのだ。シングルはもちろんのこと、アルバム収録の一曲一曲を丁寧に解説する手法は、(つづく)

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