性差事変 平成のポップカルチャーとフェミニズム

小谷真理

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791774210
ISBN 10 : 4791774213
フォーマット
出版社
発行年月
2021年09月
日本
追加情報
:
468p;19

内容詳細

ファンタジー・SF・ジェンダー…。まばゆい都会・深い森にも仕掛けられた、ジェンダー差別という抑圧の遍在。その壁を打ち破るかのように豊かに描かれた近未来の「シンデレラ・ストーリー」は、何を物語っているのか―ファンタジーやSF、アニメなど多彩な表現に、混沌とした近未来の“希望”の形と問題系を検証する。フェミニズム文化論の最新成果。

目次 : 1 「少女」の行方(キャロル狩り―鏡を通ってアリスがそこに見たものは/ 魔法使いは誰だ!?―宮崎駿とダイアナ・ウィン・ジョーンズ ほか)/ 2 クィア・リーディングとポリセクシュアル(腐女子同士の絆―C文学とやおい的な欲望、竹宮恵子『風と木の詩』を中心に/ 詩人の魂を秘めた幻視者―アーシュラ・K.ル=グウィン小伝付年表 ほか)/ 3 テクノロジーと世界の変貌(彼女のロボット―AIは性差の問題にどう切り込んだのか?/ 出産と発明―マッドサイエンティストのジェンダー論 ほか)/ 4 メタアイドルの時代(シャンブロウ、ヘア解禁―SFと女性性/ ハルとミク―初音ミクあるいは、音楽するAIたち ほか)/ 5 ディストピアの現在形(もうひとつの、No Man’s Land―貴志祐介『新世界より』を読む/ 脳内彼女の実況中継―笙野頼子の反テクスチュアル・ハラスメント闘争 ほか)

【著者紹介】
小谷真理 : フェミニズム的観点に基づくSF・ファンタジー評論の第一人者。1992年D・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(共訳)で第2回日本翻訳大賞思想部門受賞。『女性状無意識―女性SF論序説』で日本SF大賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • たろーたん さん

    個人的に、テクスチュアル・ハラスメントという概念を知った。書かれたもの・テクスト内部で評価するのではなく、金や性別・コンテクストという話題で攻撃する手法。テクスト分析ではなく、作品を巡る環境情報をもって、あたかもそれが作品の価値判断であるかのように錯覚すること。これはテクスト内部の本質論ではなく、むしろメディアでの広告的言説の戯れであると言っても良い。そして、このテクハラを突き詰めると、加害者が本を読めていなかったり、何でも金によって評価の一元化を図ろうとしていたりする。

  • まおまお さん

    SFを立脚点としジェンダー関連書籍を追っていく。かなり面白かった。いまだにTwitterで紛糾し続けているトピックもあり、まだまだこれからだ、という感じ。

  • 白石 博子 さん

    SF読みたくなった。

  • よっちん さん

    研究室

  • Akiya さん

    同じことの繰り返しで飽きた。途中まで読んだ。

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小谷真理

フェミニズム的観点に基づくSF・ファンタジー評論の第一人者。1992年D・ハラウェイ他『サイボーグ・フェミニズム』(共訳)で第2回日本翻訳大賞思想部門受賞。『女性状無意識―女性SF論序説』で日本SF大賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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