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ISBN 10 : 4814005105
Content Description
すべての森林は、変わり続ける宿命を持っている。そしてその記憶は、森をかたちづくる樹木の中に隠されている。大攪乱の痕跡を持つ原生林、美しさと危うさを備えたシラカンバの林、炭焼き跡地に起源を発する混成林、都市の歴史を秘めたツブラジイの林、桃源郷の一画を占有するドロノキの二次林…。根気強いフィールド調査で忘れられた物語を呼び起こす、森林科学ドキュメンタリー。
目次 : 第1章 森の来歴を探る(時とともに変わる森林/ 森林の姿を決める三つの軸/ 森の来歴を調べる方法/ 飛騨・美濃というカンバス)/ 第2章 二次林でみつけた激動の物語(シラカンバの美林ができた意外な理由/ ゴールドラッシュの夢の跡―炭焼きの後にできた落葉広葉樹混成林/ 金華山の常緑広葉樹林に埋もれた歴史の残像/ 治山工事の思わぬ置物―ドロノキ林のモザイク模様)/ 第3章 原生林でみつけた激動の物語(御嶽山の亜高山帯原生林/ 豪雪地帯のブナ原生林の意外な来歴)/ 第4章 波乱万丈のあとで(広葉樹二次林の来歴を調べてわかったこと/ 原生林の動態を調べてわかったこと/ 波乱は繰り返し訪れる)
【著者紹介】
小見山章 : 農学博士。昭和55年京都大学大学院農学研究科博士後期課程、単位取得退学。平成29年定年で退職、岐阜大学名誉教授、タイ王国チュラロンコン大学客員教授。現在に至る
加藤正吾 : 博士(農学)。平成12年岐阜大学大学院連合農学研究科博士(農学)。平成25年4月〜岐阜大学応用生物科学部准教授。現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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