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論壇日記2011.4-2013.3

小熊英二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788514423
ISBN 10 : 4788514427
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

近‐現代日本を深層まで読み解いてきた著者がいま生まれくる新たな知の力動を読む。混迷する思想界から、原発・復興・ポピュリズム・経済低迷等の難題に、真に向き合う力のある論考を拾い上げる王道の時評集。『朝日新聞』論壇委員担当時メモ、コラム「あすを探る」、『週刊エコノミスト』連載「読書日記」2年分を所収。

目次 : 『朝日新聞』論壇メモ(二〇一一年四月/ 二〇一一年五月/ 二〇一一年六月/ 二〇一一年七月/ 二〇一一年八月 ほか)/ 「読書日記」(『週刊エコノミスト』連載)(二〇一一年一〇月 報道写真と芸術写真の間/ 二〇一一年一一月 洪水前の不安な繁栄/ 二〇一一年一二月 安全保障の新たな構想/ 二〇一二年二月 「若者」というカテゴリーの不毛/ 二〇一二年三月 限界集落と地方再生 ほか)

【著者紹介】
小熊英二 : 1962年生まれ。東京大学農学部卒業、出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • KAZOO

    小熊先生が2011年の4月から2年間にわたり朝日新聞の論壇委員として寄稿したコラムと、そのほかの雑誌に書かれた書評をまとめたものです。さまざまなメディアに掲載された人の論文や意見などをある視点でまとめてそれについてご本人の意見を書き記したものです。ちょうど東日本大震災の直後であったので、かなりな意見が出ていてそれについてかなり読ませてくれました。これだけまとまって様々な意見を読むと自分が埋没するような感じを受けるのですがそうならないのは大したものです。

  • 1.3manen

    どんな本を読んだらいいのか困っている人は、本書だけで相当な論稿があり、それらを的確に論評されている本書を歓迎するであろう。こんな論評ができれば素晴らしいと思う。私には力不足で無理だが。今では再読基準本を提起している本とも言える。ゴシ太箇所は著者、論稿タイトル。そこだけみて、周辺に視野を広げる読み方でもよい。2011年7月で、伊藤光晴「経済学からみた原子力発電」『世界』8月号は、歴史や思想からも興味深いという。国策による補助なしに成立しない原発。

  • 勝浩1958

    小熊氏の作品はいつも私をわくわくさせてくれます。数年前の社会の動向を振り返ることができました。今に至っても様々な問題は解決していません。原発事故、震災復興、米軍基地問題、領土問題、歴史認識、改憲問題など、日本の将来に暗い影が忍び寄ってきそうです。問題解決を政治家に丸投げするのではなく、私たち国民のひとりひとりが考えて行動しなければならないと、改めて気づかされました。

  • hiratax

    小熊節全開。後半の読書日記はじっくり読める。インド日記のような、彼の日録を読んでみたい。

  • kog

    「民主と愛国」を読もうと思って本屋に行ったのだけど、余りの分厚さにたじろいで常識的なページ数のこの本を買った。朝日新聞論壇委員担当時メモを纏めたものだが、読み物として普通に面白い。論壇委員という立場上からなのか、社会学者としての態度だろうか、上念司や竹田恒泰のような極右の取るに足らない著書まで左右振り幅広く読み通しているのが卒直に凄いなと感心した。「今月も不作だったが」という留保付きで数多の論評を次から次に完結に評価していく感じが、石川五右衛門の「またつまらぬものを斬ってしまった」みたいで痛快だった。

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