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真剣に話しましょう 小熊英二対談集

小熊英二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784788513990
ISBN 10 : 4788513994
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2014
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

安定経済成長の崩壊、震災と原発事故が従来の思考枠組みの失効をつげた現在、ジェンダー、若者論、社会運動、憲法などの各領域で、ユニークな思想を紡ぎ、活動を続ける論客たちとの妥協なき9つの対談を収録。

目次 : 震災後の日本社会と若者(古市憲寿)/ サヨクはなぜ経済成長の夢を見るか?―「超安定社会」の廃墟から議論の足場を再構築するために(高原基彰)/ 上野千鶴子を腑分けする―「対幻想論」から『ケアの社会学』まで(上野千鶴子)/ グローバル社会運動と日本―代謝制民主主義を超える民主主義の可能性(小川有美/ 酒井啓子/ 篠田徹)/ 社会運動のつくり方―世界を自分で変えるには(湯浅誠)/ 今回の国政選挙まで、とにかく懲罰投票が続いている。有権者は現実として議員に期待をしていない(保坂展人)/ どう“社会を変える”のか―風営法問題、官邸前抗議、ヘイトスピーチ、総選挙…今、「リベラル」は何をすべきか(東浩紀)/ 変化の手前にある現在―二〇一三年の時代経験(菅原琢/ 韓東賢)/ 憲法と政治参加を考える―特定秘密保護法と民主主義をめぐって(木村草太)

【著者紹介】
小熊英二 : 1962年東京生まれ。東京大学農学部卒業、出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヒデミン@もも

    小熊さんてばって対談本。

  • 1.3manen

    冒頭の古市憲寿先生との対談では、非正規雇用問題と人生問題がリンクしてくる論点がある。40代で思うが、正規で東京の大手企業で過労死するほど働くのか、非正規で田舎にて細々と自由な時間を得てビンボーでいくか、の格差が見られると思われた。対談者の8割方が東大関係の研究者から成るため、ビンボーなODとか、憐みの対象でしかないと思われる。ま、それでいいけどね。みなさまは優秀だから東大関係者なのだから、おっしゃることは否定しませぬ。が、それで社会が変わるかどうか、わからぬ。上野名誉教授のニーズの概念(102頁〜)。 

  • 秋 眉雄

    夕餉の友として、かれこれ半年以上かけてようやく読みました。かなり行きつ戻りつしながら読みましたが、馬鹿なのでやはり所々再読の必要を感じます。それにしても、たった四〜六年ほど前に語られたものなのに、僕が今の世の中を悪く捉えすぎなのか、緊張感溢れているはずの会話の中にさえ、なんだかある種の『のどかさ』を感じました。願わくば、今この時に出版されるこういった本が数年後に読まれたときに『のどかさ』を感じないような世の中になっていれば良いなと思います。

  • makoppe

    うーん。おもしろかったんだけどね。なんだか『私たちはいまどこにいるのか』のときは視点をひっくり返すような驚きを与えてくれていたが、今回は官邸前のデモなんかによる社会の変化の一点でごり押ししてた感じがした。相手の議論に乗っかるような場面が少なかった気がする。それは置いといて上野千鶴子との対談「上野千鶴子を腑分けする」を読むと、上野がどうしてフェミニストなのかがわかる。木村草太との秘密保護法に関する対談も読む価値あり。そして、古市は、可哀そうになるほど言い負かされていた(笑)

  • 向う岸

    小熊英二は厄介だ。ああ言えばこう言う、安易に同調しないめんどくさい人。ただし反論はオルタナティブの提示だったり、議論を深めるための敢えての逆張り、挑発だったりする。あとがきを読むと本人も意識してやっているみたい。国民は政治家や役所がやろうとすることの内容を深く理解できなくともあやしさやうさんくささを嗅ぎとって、その手法や進め方に異議を唱える。小熊英二はふんわりした民意を明瞭にするのが上手い。

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