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アウトテイクス 小熊英二論文集

小熊英二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766422399
ISBN 10 : 4766422392
Format
Books
Release Date
June/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

▼小熊史学のエッセンス

岡倉天心、新渡戸稲造、矢内原忠雄、
柳田国男、丸山眞男、大江健三郎、小田実――。
日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、
近代日本社会の集合的な意識のありようを浮き彫りにする。

小熊 英二(おぐま えいじ)
1962年生まれ。東京大学農学部卒業、出版社勤務を経て、東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。著書に、『単一民族神話の起源』、『〈日本人〉の境界』、『〈民主〉と〈愛国〉』、『1968』(以上、新曜社)、『増補改訂 日本という国』(イースト・プレス)、『社会を変えるには』(講談社現代新書)、『原発を止める人々』(文藝春秋)などがある。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • さえきかずひこ

    1997年から2011年までに発表された短い論文12篇をまとめたもの。とにかく読みやすい。そして註の付け方が丁寧。白眉はデマゴーグとしての清水幾太郎についての論文だろう。何と言っても笑いながら読める論文は愉しい。また他の小熊本にも触れてみようと思う。

  • 田中峰和

    映画など最終版で使用しなかった素材をアウトテイクスという。この本は戦前、戦後の知識人を論じた未出版の内容だ。丸山眞男と清水幾太郎を論じた部分が面白い。ジャーナリスト志望だった丸山はリベラルな研究室の空気を満喫したあと、徴兵され苦渋をなめ、戦後は知識人のリーダーとなるが、全共闘世代に非難される。清水は対照的に東大で社会学を学んだあと、フリーの物書きになった。全学連主流派を支持し、反米ナショナリズムを唱え、その変節ぶりに知識人から反感と憧れをもたれる。小熊は今後、人物を特定した論文は書かないという。残念だ。

  • ウエオロ涼

    丸山眞男章のみ。戦前は文学部では平泉澄の国粋主義的な日本史講義、理学、工学部では軍学共同体制、戦後は赤狩りで言論の自由が再び失われそうな中、東大法学部に言論の自由を見出していたが故、愛していた。しかし、全共闘運動においては共産党とともに槍玉にあげられてしまい、彼らの行動様式は何も新たに生まれたのではなく江戸時代の情緒的攘夷や戦時の情緒的右翼と型を同にするとし書かれた「歴史意識の古層」。日本思想へ進んだのは南原氏の影響。見田の指摘、若気の至りで批判するのは結構だが歳をとってもなお態度を変えぬのは醜い。

  • つまみ食い

    『インド日記』や『民主と愛国』『1968』などの大著のボーナストラック的な論文集。しかも民俗学から政治学、文学などジャンルが多岐に渡っている(まさに録音時期も異なり音楽性も大いに異なるデモ音源が集められたビートルズのアンソロジーのように)ため、読者それぞれの興味に応じてつまみ読みも可能になっている。そのようにいい意味でまとまりを欠いたものとして捉えても楽しいが、一貫したものとして明治から戦後にいたる日本の一種のインテレクチュアルヒストリーと捉えることもできる

  • takao

    ふむ

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