左手の証明 記者が追いかけた痴漢冤罪事件868日の真実 Nanaブックス

小澤実

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784901491662
ISBN 10 : 4901491660
フォーマット
発行年月
2007年06月
日本
追加情報
:
20cm,322p

内容詳細

ごく普通のサラリーマンは、通勤途中に逮捕され、犯罪者にされた…。新聞記者が綿密な取材を行いまとめた、実際の痴漢冤罪事件のドキュメント。もう一つの「それでもボクはやってない」がここに。

【著者紹介】
小沢実 : 1965年生まれ、東京都出身。1987年に共同通信社に入社し、現在、メディア局編集部勤務。プライベートな時間を使って身近な社会問題を中心に取材している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    痴漢冤罪事件の記録。主人公が電車内でいきなり痴漢と呼ばれて逮捕、起訴そして被告人として裁判の経緯が細かく描かれている。痴漢という決して大きくはない罪状でも間違えられた人間にとっては人生を大きく狂わされることがとても怖い。主人公ははじめからやっていないことを言い続けながらも捜査機関のずさんさもあり結局は控訴審までもつれこむ。再現実験まで行いこの間約二年半だ。もし自分のことをうまく伝えられない人だったらどうなるのだろう、支援してくれる周囲がいなかったらどうなるのだろうと考えるほどゾッとする。図書館本

  • AICHAN さん

    図書館本。満員電車の中で女子高生が誰かに痴漢された。電車を降りるとき彼女は被告人のトレーナーを掴んで「痴漢! ふざけんじゃねーよ!」と叫んだ。あとは現行犯ということですぐさま犯人扱いされ恫喝されいい加減な調書を取られ、牢屋にぶち込まれる。裁判になって、弁護側は被告人が犯人とは思われない理由を突きつけるが検察は逮捕した巡査を証人に呼んでのらりくらりと言い抜ける。昔、タクシー運転手をしていたときヤクザに絡まれ脅迫された。仕方なく交番に行ったら「あんたはお客を犯罪者扱いすんのか」って。警察は誰の味方なのだ?

  • なっちゃん さん

    昔、「それでも僕はやってない」という痴漢の冤罪をはらす映画がありました。その元になった事件のルポでした。警察の高圧的な取調、ずさんな捜査。主人公と家族の、無罪を勝ち取るまでの長い期間に渡る心身共に地獄のような日々、それを考えると、冤罪は、警察に慰謝料請求できないだろうか、と考えてしまった。

  • Happy Like a Honeybee さん

    映画「それでも僕はやっていない」と同じ冤罪を扱ったルポタージュ。満員電車が不可抗力な人は擬似体験すべき一冊。痴漢を疑われ、収入が途絶えるばかりではなく様々なトラブルが…。痴漢疑惑で線路に飛び降りる心境も理解できる。

  • ミチ さん

    ひどい話である。やってもいない痴漢として冤罪にされ自分を始め家族に被害がもたらされる。間違って痴漢にされると思うと非常に怖い!

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