Books

魚は粗がいちばん旨い 粗屋繁盛記 新潮文庫

小泉武夫

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784101259482
ISBN 10 : 4101259488
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

魚の粗ほど旨いものはない!築地に、日本初の魚の粗料理専門店「粗屋」ができた。金目鯛の粗汁、烏賊の腸煮、皮剥の肝和え―通常は捨てられてしまう粗が、魚を知り尽くした店主、鳥海五郎にかかると絶品料理へ大変身。はやる気持ちを抑え、今宵も粗屋の暖簾をくぐる。いったいどんな料理が待っているのか。粗を肴に酒を呑む、至福の時間の始まりだ。

【著者紹介】
小泉武夫 : 1943(昭和18)年、福島県の酒造家に生れる。東京農業大学名誉教授。農学博士。専門は発酵学、醸造学、食文化論で、現在は発酵学者・文筆家として活躍中。世界中の珍味、奇食に挑戦する「食の冒険家」でもある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • いつでも母さん

    面白い!これはお仕事小説であり、指南書でもあった。また一人の男の生きざまでもある。目からうろこの粗料理の数々。どれも垂涎もの。どれもこれも食べてみたい。そして日本酒が吞みたくなる。魚は粗がいちばん旨い・・かもしれないけれど、好きかどうかは人それぞれで。私は大好きです。

  • fwhd8325

    小泉先生のエッセイかと思っていたら、なんと小説でした。驚きました。魚の粗は取扱いが難しい素材だと思います。先生の粗への愛情があふれんばかりに詰め込まれています。考えてみれば、牛でも豚でも喜んで内臓を食べているのだから、粗ももっと広がっていいのかもしれません。たくさんの料理や素材が登場して、お腹いっぱいになります。無理して小説にしなくてもよかったかなと思います。

  • アッキ@道央民

    書店で気になって買ってみたけど、これは読んでいるとお腹が空いてくる。出来れば日本酒やビ−ルを傾けながら、読みたくなる。そんな小説。築地市場で伝説の捌き屋と異名をとった主人公の鳥海五郎。普段は捨てられてしまう魚の粗だけを使った料理屋の『粗屋』を開店。鯛の粗煮から烏賊の腸煮、粗料理に合わせた骨酒など、あ〜〜食べてみたくなる。手間をかけて料理する描写読んでいるだけでお腹が鳴りそう。粗屋でチビりチビりとやりながら旨い料理に舌鼓打ちたいなぁ♪

  • Shoji

    魚のアラを専門にする小料理屋の主人のお話です。面白かったです。いかにも学者らしい筆致です。アラの美味しさをデータで示したり、民俗学的アプローチで解説したり。折しも寒波到来の今、煮魚の骨をしゃぶりながら熱燗をくいっとやりたくなりました。

  • Tomomi Yazaki

    粗の本当の旨さを知っている伝説の捌き師・五郎。子共の頃から雑魚や粗を食べて育った彼が、昔から夢だった粗料理だけのお店を始めた。粗の美味しさを知り尽くした五郎だからこそ作れる粗料理の数々。五郎の人柄に魅かれた仲間たちの協力もあり、無事開店。宣伝もせず地道にやるつもりが、あれよあれよと大繁盛。ついには新内節の独演会まで常設してしまう。粗に舌鼓を打ち浄瑠璃に聞き惚れる客たち。次々出される粗料理に読者も垂涎必至。これほど読んでいて心地よく、そして楽しい本はそんじょそこらにはありますまい。粗、恐るべし!

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items