怪談・骨董 河出文庫

小泉八雲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309420851
ISBN 10 : 4309420850
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
416p;15

内容詳細

「耳なし芳一の話」「雪女」「貉」「轆轤首」…日本の民話をもとにして、あまりにも有名な怪談・奇談の数々を生み出した小泉八雲=ラフカディオ・ハーン。その再話文学を収めた代表的な作品集『怪談』『骨董』を、「昆虫の研究」「夢を食らうもの」などのエッセイまで含めてハーン研究の第一人者による完訳でおくる決定版。

【著者紹介】
小泉八雲 : 1850年、ギリシャ生まれのイギリス人。作家、英文学者。本名、ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)。19歳で単身渡米し、ジャーナリストとして活躍。90年、ハーパー社の通信員として来日し、翌年、松江の小泉節子と結婚。96年、日本に帰化。松江中学、第五高等学校、東京帝大などで英文学を講じながら、欧米に日本を紹介する著書を数多く刊行。1904年、死去

平川〓弘 : 1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授(比較文学比較文化)。『東の橘西のオレンジ』でサントリー学芸賞、『ラフカディオ・ハーン』で和辻哲郎文化賞、『西洋人の神道観』で蓮如賞、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞・日本翻訳出版文化賞受賞。紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 翠埜もぐら さん

    昆虫や摩訶不思議なおはなし随筆集。子供の頃は八雲さんが日本語で書いた話かと思っていましたが英語で書いた本を翻訳したと言うことで、でもご本人の日本語での語り口を知りたいなぁ。しかし英文をどう解釈したのかとか原典などの大変詳しい訳注がついていて、短編集というよりまるで研究書。逆に英語版にもちょっと興味が(英語苦手なんですが) 話としては「茶碗の中」が昔から好きで、茶碗の中に勝手に現れておいて飲まれたから怒るって、何という理不尽。そしてそこで話が終わってしまうって何という中途半端。この中途半端さが楽しいわ。

  • まさ☆( ^ω^ )♬ さん

    幼少の頃から馴染みのある怪談。ここに来てちゃんと読んでみたいと思っていたところに、最新の翻訳という事で飛びつきました。怪談だけではなく、昆虫を題材にした随筆や、エッセイ的なものまで、代表的な作品が収められているという事で初めて読むには丁度良いのではないかと感じた。期待していた以上に面白かった。ホラーとは違う、日本の怪談の湿度を感じる怖さが好きですねぇ。

  • 銀華 さん

    『耳なし芳一』『雪女』で知られている小泉八雲の物語と随筆集。怪談を読みたくて手を出したがエッセイ集でもあって、中々読み応えがあった。民話や昆虫に宗教のこと、そのルーツも辿り、粒子単位の世界まで達し、日本人の感性を異邦人の目線で説明している上、翻訳した研究家による四十頁以上の膨大な脚注もあるので研究書でもある。怪談の場所や時期も明確になっている部分もあり、そういうものが実際に在ったとして語られ続けていたのだと奥さんの語りで思ったのかと。日本人として、言語化してくれる彼の話をもう少し耳を傾けたくなりました。

  • Ryoko さん

    面白かった。作家の名前と代表されるいくつかの怪談も知ってはいたが読んだのは初めて。原書となる話があり、それを奥さんが八雲さんに話し八雲さんが 外国に日本の怪談を伝えるために英語で書いたものを日本語に訳した本らしい(ややこしい)。原書があるとは言ってもより怖さや臨場感を出すために八雲さんの脚色あり。あらすじは知っている怪談でも初めて八雲さんの書いたものを読んだら面白い。だから八雲さんの名前と怪談は有名なのねと納得。日本と外国のホラーって全然違うけど日本の怪談は外国人は怖いと感じるものなのだろうか。気になる。

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小泉八雲

作家、民俗学者。本名ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)。1850年イギリス保護領レフガタ島(現ギリシャ)生まれ。世界各地を転々としたのち、渡米してジャーナリストとして活躍。1890年(明治23)に通信員として来日し、英語教師として日本で教鞭を執り始める。以降、松江、熊本、東京などの

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