心 日本の内面生活がこだまする暗示的諸編 河出文庫

小泉八雲

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309468013
ISBN 10 : 4309468012
フォーマット
出版社
発行年月
2024年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
352p;15

内容詳細

明治に来日したラフカディオ・ハーン=小泉八雲は単なる外国人観察者としてではなく、日常生活に交わりながら日本を知り世界へ発信した。ある事件から日本人の心に思いを寄せた名編「停車場にて」、西洋文明と対決した青年を描いた「ある保守主義者」他、珠玉のエッセイ・評論、全十五編。日本解釈者ハーンの代表作。

目次 : 停車場にて/ 日本文明の真髄/ 門づけ/ 旅日記から/ 阿弥陀寺の比丘尼/ 戦後に/ 春/ 趨勢一瞥/ 業の力/ ある保守主義者/ 神々の黄昏/ 前世の観念/ コレラの流行期に/ 祖先崇拝についての若干の考察/ 君子

【著者紹介】
小泉八雲 : 1850年、ギリシャ生まれのイギリス人。作家、英文学者。本名、ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)。19歳で単身渡米し、ジャーナリストとして活躍。90年、ハーパー社の通信員として来日し、翌年、松江の小泉節子と結婚。96年、日本に帰化。松江中学、第五高等学校、東京帝大などで英文学を講じながら、欧米に日本を紹介する著書を数多く刊行。1904年、死去

平川〓弘 : 1931年、東京生まれ。東京大学名誉教授(比較文学比較文化)。『東の橋 西のオレンジ』でサントリー学芸賞、『ラフカディオ・ハーン』で和辻哲郎文化賞、『西洋人の神道観』で蓮如賞、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞・日本翻訳出版文化賞受賞。紫綬褒章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Porco さん

    綺麗な雰囲気の本だ。学術的な論考も収録されているが、『怪談』,『骨董』などの文筆家として物語を語る際の純粋な話としての巧みさや面白さを感じる【停車場にて】【君子】がとても良い。意識することのない当事者ではなく、興味を持った外側から俯瞰できる人間だからこそ見えるものもあるのだろうなと考えさせられた。

  • kentake さん

    明治時代の日本には、先祖を大切にする家族制度や、八百万の神々を崇拝する民間信仰など、西欧キリスト教世界から見ると異質な文化が色濃く残っていた。 明治時代に来日し、日本に帰化したラフカディオ・ハーンは、そのような日本の伝統的な社会の中に、欧米世界が忘れてしまった価値を見出し、それらを欧米に紹介する多くの著作を著した。本書はその代表作の一つを日本語に翻訳したもの。 本書で描かれた伝統的な日本社会は、現在では廃れてしまったものが殆どであるが、我々日本人こそが、その良さを再認識すべき時が来たのではないかと感じる。

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小泉八雲

1850〜1904。小説家、日本研究家、英文学者。出生名はパトリック・ラフカディオ・ハーンで、アイルランド人の父と、ギリシャ人の母の間に生まれた。欧米を流転の後、明治期に来日。小泉節子と結婚、日本に帰化し「小泉八雲」を名乗る。怪異譚に取材した作品を多く著し、ことに収録作の『耳なし芳一の話』『茶碗の中

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