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風俗、ufo、未確認生物… 裏昭和史探検

小泉信一

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784023317666
ISBN 10 : 4023317667
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

"歴史の主役は指導者や英雄でなく、大衆であるはずだ――。
日本で唯一と言われる「大衆文化担当編集委員」の小泉信一・朝日新聞記者が週刊朝日に書き下ろす好評連載に加筆して単行本化。平成が終わるタイミングで、平成以上に郷愁を感じさせる昭和を裏≠ゥら覗いた大衆史。第1部のテーマは風俗。「トルコ」「愛人バンク」「テレクラ」……法規制に抗いながら発展と衰退を繰り返してきた業界模様を史実と証言で綴る。怖い物見たさでページを開けば、おおらかだった時代への郷愁や憧憬の思いに駆られる。がんじがらめに抑制された現代社会と違い、昭和のエロには創意工夫と愛があった。第2部では「UFO伝説」、第3部では「未確認生物」と、やはり正史には記録されない事象を追ったルポも収録。科学では説明できない、しかし現代人の興味をひきつける正体に迫る。

【著者略歴】
朝日新聞編集委員。大衆文化・芸能担当。著書に「東京下町」「東京スケッチブック」「おーい、寅さん」など。最新刊は「寅さんの伝言」(講談社)。週刊朝日ムック「寅さんの向こうに」の監修も。北海道から沖縄まで各地の路地裏を徘徊。昭和歌謡や旅芝居、大衆酒場、銭湯事情に詳しい。

第1部〜夜の街をたどって
額縁ショー/トルコ/愛人バンク/ヨコハマメリー/薔薇族/テキヤ/キャバレー太郎/ストリッパー/ネオン街の「流し」/カストリ雑誌/ブルーフィルム/赤線/フランス座/ピンク看板/秘宝館/のぞき部屋/テレクラ/ビニール本/赤、青、白、黒線/ポン引き/アルサロ/キャバクラ/大人のおもちゃ/ハッテンバ/日活ロマンポルノ/アダルトビデオ/イメクラ……
対談:エッセイスト末井 昭(元白夜書房取締役)

第2部〜UFO伝説をたどって
核の脅威を考えた三島由紀夫/理解されない「高遠なる趣味」/空飛ぶ円盤、光るわけは/茶色い顔でキュルキュルと/中学生が捕まえた小型物体/天の災い?漂着の「うつろ舟」/言葉が通じない謎の美女/「ロズウェル駅」の由来は/あの酒場詩人も……/地球が平和だからこそ

第3部〜未確認生物をたどって
神の使いか、満腹の蛇か/逃げろ、ツチノコ/ヒバゴンはいとしく、永遠に/静寂とグッズに潜むクッシー/足跡だけ「WHO am I?」/いまもそこで「あたし、きれい?」/木か気か、奄美のケンムン/6人が「実際に会った」/オオカミの乳で育った男の子/巨大魚タキタロウを見た"

【著者紹介】
小泉信一 : 1961年、川崎市生まれ。朝日新聞編集委員。大衆文化・芸能担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • fwhd8325

    今時も、手を変え品を変え工夫した商売はあるのでしょうが、やはり、昭和という時代は、別格のように感じます。何が面白いの?と聞かれると困ってしまうようなことがたくさんありました。ノーパン喫茶なんかは典型でしょう。当時のバイト先の先輩に連れられて、行きました。東長崎のルルドでした。あの光景は、まるでコントのようでした。「フランス座」の項目ではヌードさんの名前で、ハニー・ロイ(これはいろはにを逆さまにしたもの)、凝った名前でヴァイオレット式部が紹介されています。このネーミング、素晴らしい!

  • みや

    戦後の性風俗をはじめ、世間を騒がせたUMAやUFOなどの「不可思議なもの」を切り口とした裏昭和史。1961年生まれの著者が青春(性春)を過ごした濃厚な昭和の記録であり、良くも悪くも多様性が渋滞し、混沌としていた時代の雰囲気を満喫することができる。風俗業態の変幻自在ぶりに「金儲け」と「エロ」というモチベーションの偉大なることを読み取る。主題とは外れるが、強烈な動機こそ物事を成し遂げるのに最も重要な要素だと痛感。

  • Katsuto Yoshinaga

    「今の時代は街を歩いてもエロを感じません。昔はそれこそホステスさん募集の看板があったり、***風呂の看板があったり、いかがわしいモノがあふれていた」「ノーパン喫茶が出てくるまでのフーゾクは玄人さんの時代で、ヤクザとワケありの女たちの世界」といった至言がチラホラ、さすが天下の朝日新聞編集委員である。そんな著者でも「若い人たちが悩まなくなった。読者が悩んでいなければ雑誌は売れない」という時代になってしまったようだ。まあ、風俗史を舐めるには良い本だが刺激は無い、そこは朝日の限界かな…

  • hitotak

    昭和の一時期に歓楽街で仇花的に流行した性風俗についての記録など、ほとんど残っていないと思うので、全く知らない世界であるそれらについて書かれたという点で面白く読んだ。軽く、あっさりした書き方なので、普通にこの方面への知識がある方には物足りないかもしれない。

  • モモサワ キヨコ

    少し昔はおおらかだったものが今は規制されていたり、その逆もあったりするよな、と考えながら読んだ。タイトルに『風俗、未確認生物、UFO』とあるが、性風俗が中心となっている。『薔薇族』(学生時代に住んでいた町の本屋で初めて見た時は「聞いたことはあるけど、これか!」と思った。普通の明るい町の本屋だった)とか『ストリップ』(小学生の時、地元にもあった)、『エロ本の自販機』(昔、いとこの家の近くにあった。でもその当時でも使われていなかったかも)が少しだけ懐かしい。

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