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ISBN 10 : 479496837X
Content Description
花田清輝、中野重治、長谷川四郎、菅原克己、辻征夫―今なお、若い人たちをも魅了し、読み継がれる作家・詩人たち。五人に共通するのは物事に「捨身で立ち向かう」ということ。彼らと同じ時間を過ごし、同じ空気をすってきた著者が、彼らの遺した作品や日々の思い出をとおして、言葉がきらびやかだった時代の息づかいを伝える貴重な散文集。
目次 : 1 一をもって貫く―花田清輝(創造的相棒/ 一筆平天下の長い足跡/ ふしぎ/ 『泥棒論語』プロローグ考/ 訪問日記と漫遊記―富士正晴を東京に迎えて)/ 2 世のひとびとと天皇と―中野重治(くちなし忌に参加して/ 宮武外骨『アメリカ様』と「五勺の酒」)/ 3 一寸さきは光―長谷川四郎(「ぼくの伯父さん」を読む/ 月の夜ざらしとポチ/ 原住民の歌―デルスー・ウザーラ/ 作品集を編みながら)/ 4 死者と生者と―菅原克己(『遠い城』をめぐって/ 死者とのつきあい)/ 5 満月や大人になっても―辻征夫(貨物船が往く/ 隅田川から/ 『鴬』を読む/ 畏敬の先輩、敬愛の後輩)
【著者紹介】
小沢信男 : 1927年生、東京・新橋生まれ。日本大学芸術学部卒業。大学在学中の52年、『江古田文学』に掲載した「新東京感傷散歩」が花田清輝に認められる。53年、新日本文学会に入会。以後、詩、ルポルタージュ、評論、エッセイ、小説、俳句など幅広く文筆活動を行う。著書に『裸の大将一代記―山下清の見た夢』(第四回桑原武夫学芸賞受賞、筑摩書房)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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