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貨幣と市場の経済思想史 イギリス近代経済思想の研究

小池田冨男

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784947553485
ISBN 10 : 4947553480
Format
Books
Release Date
April/2009
Japan

Content Description

古典的金本位制は「ヨーロッパ世界経済」の必須の要件であった。「貨幣の理論」が現実の貨幣システムから乖離していたことを踏まえ、市場経済にとって金融危機とは何かを学説史的に論じた。

目次 : 序章 貴金属本位制と貨幣の経済思想/ 第1章 貨幣と市場のポリティカル・エコノミー/ 第2章 一六九〇年代の貨幣改鋳問題とJ.ロック/ 第3章 一八世紀ヨーロッパ経済とJ.スチュアート/ 第4章 イギリス産業革命と古典的貨幣理論の原型/ 第5章 H.ソーントン、リカードと「地金論争」/ 第6章 一九世紀資本主義と古典的貨幣理論の終焉/ 第7章 古典的金本位制と貨幣の経済思想/ 終章 市場の無規律性と貨幣の経済思想

【著者紹介】
小池田冨男 : 1949年石川県生まれ。1976年東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。1976年流通経済大学経済学部専任講師。専攻は経済学史・社会経済学。現在、流通経済大学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヴィクトリー

    始めは経済用語や理論的な流れがよく分からなかったが、歴史の動きに沿っての理論展開になるので、徐々に分かってきたような気になった。 重層的な信用の元で信用が拡大され、どこかで信用不安が起きると、連鎖的に信用が収縮し「金融危機」に至る過程が何となく掴めて来た気がする。 何にしても、資本主義も、中央銀行も、経済理論も、それぞれにその時々の状況に対応してきて、今の形があるのだな、ということを思い知らされた。やっぱり、物事を知るには歴史から入った方が分かりやすい気がする。

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