謎解き ヒエロニムス・ボス とんぼの本

小池寿子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784106022586
ISBN 10 : 4106022583
フォーマット
出版社
発行年月
2015年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
125p;22

内容詳細

遺された真作はたった20点――。500年前に驚異の天国&地獄絵巻を描いた謎多き画家。恐ろしくも魅惑的なその全作品を、最新研究に基づき読み解く。

【著者紹介】
小池寿子 : 美術史家。國學院大学文学部教授。1956年、群馬県生れ。お茶の水女子大学大学院博士課程満期退学。ネーデルラント・中世美術を専攻し、美術作品を通じてその死生観・身体観を読み解くことを研究主題としている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • KAZOO さん

    中学生の頃から絵画や仏像が好きでした。最初はレンブラント、ゴッホ、セガンチーニ、フェルメールなどでしたが最近はブリューゲルやこのボスの絵が気になってきて読んで見ました。なんか当時としてはSF的な題材のような気もします。あるいは日本における仏教画の地獄絵と同じような感じなのでしょうか?解説もかなり詳しく、カラフルでわかりやすく解説されていました。今後実物を見てみたい気がします。

  • アキ さん

    Boschは、ドイツ語読みでは「ボッシュ」となるが、近年はオランダ語の発音である「ボス」で統一されるようになったらしい。一家代々画家で、生涯生まれ故郷のスヘルトーヘンボスで活動し、おそらく1450年頃の生まれと定かではない。これ程幻想的な絵画が、敬虔な信者だったフェリペ2世のコレクションになったのは意外ですが、真作と見なされる20作品のうち7点もフランドルではなく、スペインにあるのも王室で保存されていたおかげなのかもしれません。ユーモラスな絵もあるが、「最後の審判」の地獄の様な現生の煉獄の絵画が凄まじい。

  • シャトル さん

    まったく未知の画家だが、ある雑誌記事に真作が現存20点!と書いてあり、非常に興味が湧いた。「ボス」は住んでいたオランダの地名に由来する通り名らしい。20点の絵画をカラーで収録し、個々の解説も丁寧。この一冊でボスの概要と見どころが把握できるというスグレモノ。今秋開催の「プラド展」の目玉として来日する「愚者の石の切除」はボスの作品中で最小サイズ!

  • 白玉あずき さん

    ボスは敬虔なキリスト教徒であったとの事、大変失礼いたしました。てっきり仮面をかぶったアンチ・クリストに違いないと面白がっていたのに、そんな陰謀論まがいの説は成立しそうになかった・・・・しかし、描かれるキリストや天使たちよりも、やっぱり悪魔や魔物のほうが圧倒的にインパクトと存在感があるのよ。美しき天よりも、汚濁に満ちた現世のほうがよっぽど描く甲斐があるというか。このような「気色悪い」絵が結婚のお祝い品であったというのは、私的にはなかなか想像しにくい。時代背景、文化思潮はどのようだったのだろう。

  • kaori さん

    ボスの真筆20作品から人物に迫る解説書。学生時代ボッシュの名で記憶していたその画家は、異端の人かと思っていたが、それは全くの間違いであった。一見鮮やかな色彩のファンタジックな全景の中に潜むのはグロテスクな異形の生き物、愚かな人々たち。だがそれは敬虔な信仰心の証。全ては今よりも身近であった死を想うからこそ。様々な愚行を省みることにより贖罪の意識がいかに昂らせられたか。いかにして善き死を迎えるか。そう、誰しも生を受けたら抗えないその道だから。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

アート・エンタメ に関連する商品情報

おすすめの商品