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青の読み手

小森香折

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784037273408
ISBN 10 : 4037273403
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

王都の貧民街で暮らす少年ノアは、ある日、奇妙な依頼をうける。“修道院から、ある本を持ちだしてほしい”。依頼主の男爵は、本と引きかえに、ノアが姉と慕う少女の行方を教える、という。ノアは、まだ知らない。みずからの運命がうごきだしたことを。一冊の本をめぐり紡がれる長編ファンタジー。小学校高学年から。

【著者紹介】
小森香折 : 東京都に生まれる。『ニコルの塔』でちゅうでん児童文学賞大賞、新美南吉児童文学賞を受賞

平澤朋子 : イラストレーター。武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業後、児童書の挿絵や絵本など、様々な媒体で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ままこ

    ハラハラワクワク。挿絵も含めてまるで海外の良質なファンタジーを読んでるよう。下町ネズミといわれる少年ノア。一冊の不思議な書物が彼の運命を変える。言い間違いもご愛嬌な相棒のパルとのコンビも面白い。続編も既に出てるようなので読みたい。

  • ゆのん

    【児童書】主人公の少年は生きていく為に何でも屋で稼いだり、時には悪事にも手を染める生活をしている。修道院からある一冊の本を盗んで欲しいとの依頼を受けるが…。白魔術に黒魔術、ネズミの友達などが登場し魔法と冒険のファンタジー。人間の少年とネズミの友情が可愛らしく、主人公よりもネズミに注目してしまう。とても楽しく読んだが、シリーズになりそうな結末で早く先の物語を読みたくなる。

  • りらこ

    主人公ノアの本来持っていたと思われる、芯の通った正義感が読み進めると共に成長していく様が心地よい。 登場人物達の性格も、表面に出るものばかりではない部分もきちんと描かれているからファンタジーなのに現実味もある上に決して綺麗事ばかりではないところがまた面白い。 映画になっても耐えうる背景と設定だし、最後にノアの謎がまだ残されているところから、次への期待にもつながる。 旧約聖書や新約聖書の世界も垣間見えるところや、黒白魔術も自在に登場するあたり今後の展開が楽しみ。

  • 杏子

    表紙の印象からもっと難しいかと思ったが、これは紹介次第で小学校高学年以上にも手にとってもらえるかも。少なくとも私は面白かった。内容に関しては、言い回しなどが少し難しいかもしれないが、ストーリー自体はわかりやすくおすすめできる。古くからある、いろいろな昔話やファンタジー等の要素が散りばめられている感じ。主人公の明るさに救われる。続編も出ているようなので、今後も蔵書に入れていきたい。

  • パット長月

    ファンタジーは久しぶりで、著者は初読みだが非常に面白く読めた。立ち上がりが重かったのは、シリーズ化を想定して、入念に舞台づくりを行った結果であろう。それにしても、良くできたファンタジーであり、親子でも大人とするような会話をする(らしい)時代とはいえ、男女関係について小学生にはどうか?と自分には感じられるような記述があり、著者はどれくらいの年代を主な読者に考えているのだろう?と思ったりもした。ファンタジーではあるが、決して童話ではない。いずれにしても次の「紅の魔女」に進もう。

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