Product Details
ISBN 10 : 4909862374
Content Description
発達障害を「先天的な脳の機能障害」とする説が浸透しています。そのことで親は「育て方の問題」という偏見から逃れられ、子への支援もスムーズとなりました。ただ、そこに落とし穴があります。大人の「致し方ない」という諦念が子どもとの“つながり”を妨げ、心の通う“交わり”が希薄になってきたのでした。そこで本書では大胆にも、発達障害を〈愛着〉という視点から捉え直します。――異なるスタンスの心理カウンセラー二人が、臆することなく考えをぶつけ合うライヴな「対論」形式で、読む者をグイと引き込みます。
【著者紹介】
小柳晴生 : 1950年生まれ。金沢大学卒業、広島大学大学院修士課程修了。香川大学教育学部教授、保健管理センター所長、放送大学客員教授、2005年に退職。瀬戸内海を眺める山中で「半隠居生活」に挑戦して19年になる。2006年、日本人間性心理学会第一回学会賞を受賞
大石英史 : 1960年生まれ。九州大学教育学部卒業、九州大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得退学。山口大学教育学部教授、鹿児島大学大学院臨床心理学研究科教授を経て、宇部フロンティア大学心理学部教授。臨床心理士・公認心理師、学術博士。専門は人間性心理学、コミュニティ臨床支援学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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