AIが人間を殺す日 車、医療、兵器に組み込まれる人工知能 集英社新書

小林雅一

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087208900
ISBN 10 : 4087208907
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
追加情報
:
240p;18

内容詳細

「AIに仕事を奪われる」よりも
身近に迫る深刻な危機とは――?
人工知能(AI)が脅威として語られるとき、主な論点は次の2つに集約される。それは、我々の仕事が奪われるという「雇用崩壊」の問題と、人間の知能を超えるという「シンギュラリティ」の問題である。しかしそれ以前に、もっと深刻で危機的な状況が身近に迫っている。それが本書で取り上げる「自動運転」「医療」「兵器」の3分野だ。これらは、産業的インパクトが計り知れないだけに、公然と批判することはタブー視されてきた。本書はこれらの「闇」に深く斬り込み、AI開発を取り巻く現状に警鐘を鳴らす!

【主な内容】
●ドライバーは事実上のモルモット? 「自動運転車」の闇
●テスラの自動運転車の死亡事故、真の原因は?
●AIによる医療診断で誤診が起きたときの責任は誰にあるか?
●膨大な医療データの収集で懸念されるプライバシー侵害
●世界各国で導入が進む標的を勝手に判断して攻撃する「自律的兵器」
●米国が開発を進める「スマート核兵器」とは?

【目次より】
第1章 AI脅威論の虚実
●パターン認識の職種が危ない
●Human out of the Loop−制御の環から外される人間
●3種類のAI
第2章 自動運転車の死角
●死亡事故の現場検証
●米国政府は消費者保護より産業育成を優先
●ヒトと車の関係はどうあるべきか
第3章 ロボ・ドクターの誤診
●AIと医師の意見が割れたら?
●病気の発症予測も可能
●ディープラーニングの暴走
第4章 自律的兵器の照準
●ターミネーター問題とは
●テロリストの手に渡る恐れも
●抜け目ないグーグルのやり方
第5章 スーパー・オートメーションの罠
●ロボットはどこまで人間に近付いたか
●裁判や人事考課にAIを活用
●AIによる真の脅威とは何か
おわりに

【著者紹介】
小林雅一 : 1963年、群馬県生まれ。作家・ジャーナリスト、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。東京大学理学部物理学科卒業。同大学院理学系研究科を修了後、東芝、日経BPなどを経てボストン大学に留学、マスコミ論を専攻。帰国後、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などを経て、現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • kinkin さん

    サブタイトルに「車、医療、兵器に組み込まれる人口知能」と書かれている。人工知能AI、昔は輝かしい未来の象徴として期待されいたことが本当に実現しそうだ。しかしそこには自律的であるがゆえの懸念も多いと書かれていた。人が関わるべき決定という行為をAIが担うことの決定までの経緯、理由が分からなくなるということ。映画や漫画で描かれてきたAIの反乱もあり得るのではないかと感じた。スーパーオートメーションによって人は何をなすべきか。哲学という学問の関わりがとても重要になるように思った。

  • Twakiz さん

    映画「ターミネーター」の世界,そう遠くなく現実になるのか?AI搭載のロボットがが診断も手術も人間の及ばない精度・スピードで行うようになったら,医者の仕事はなくなるの?AIの現状・しくみ(ここは難しくて自分には理解の外)今後について運転・医療・軍事の3分野から解説してくれる本.自己学習するAI,もはや人間勝てないですね.でもAIはペットボトルのふた開けられないのだと.AIがもたらす脅威は人間を殺すことでなく「人間性」を殺すことかもと結ばれる.子どもたちの時代は,どうなっているのかな.人間として,生きよう.

  • hk さん

    『このhkというイケメン患者の病名は”ナイス欠乏症”。梅干しを眉間に張り付けておけば2日で完治』 AI診断ロボさまがこのように仰せられた場合、頭を痛めることとなるのが人間医師だ。そんな前例きいたこともない。だがAIさまが云っていることが人間の診断よりも正確無比なのは実績が雄弁に語っている。 「hkの眉間に梅干しを本当に張り付けるのか?」医師は論理と倫理のはざまで葛藤するはずだ。こうなるのもすべてAIが「その結論に至った理路」を説明できないことに起因する。本書はこうしたAIの課題をわかりやすく指摘している。

  • skunk_c さん

    著者は科学系のジャーナリスト。タイトルは物騒だが、要するに生命にかかわる自動運転、医療、兵器に関するAIの現状と限界、問題点を平易に解説したもの。前2者に関しては、補助するツールとしては極めて有効だが、完全に任せられるものにはまだほど遠いかな。特に医療について、ディープ・ラーニング系はその思考経路をたどれないというのは致命的かも。兵器については中途半端な印象。デュアル・ユース論のあたりは感覚的には賛同できるけど、その価値判断的なことを理系の学者が考えるのに、文系軽視がどう悪影響を与えるか心配になった。

  • izw さん

    8月12日に開催される第8回人工知能美学芸術研究会のテーマが「人工知能と軍事」で、小林雅一が、茂木健一郎、松田卓也、AI美芸研を主催する中ザワヒデキとともに講演する。本書は、中ザワヒデキが本日発売と紹介していたので、上野駅で購入して新幹線に乗って読み始めた。自動運転、医療診断補助、兵器に組み込まれ始めている人工知能に潜む危険性に警鐘を鳴らしている。この中で兵器は、制圧を目的とした攻撃では必然的に殺人が目的に含まれているので、自動運転、医療目的とは大きく異なる倫理的問題があるだろう。

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人物・団体紹介

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小林雅一

1963年、群馬県生まれ。KDDI総合研究所リサーチフェロー、情報セキュリティ大学院大学客員准教授。東京大学大学院理学系研究科を修了後、東芝、日経BP、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所などを経て現職。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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