Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• Yemi

  読了日：2025/08/19

  江戸の街にオランダ人の行列がやってきます。当時の人たちは背の高い外国人に驚いたと思います。まわりの目があるなかで、少年とオランダ人が出会い交流が生まれ、助けてくれる大人もいて友情を育むふたりでした。江戸の街がとても美しく描かれていて目で見ても楽しいです。

• ちえ

  読了日：2024/09/16

  「せかいいちうつくしいぼくの村」の作者が描く300年前の江戸の町。運河と聞いて東京とは思えないけれど、最後に載っている地図でだいたいの場所が想像できた。随分変わったんだなー。将軍に会いに江戸まできたオランダ人ヤンさんと鐘楼の鐘役の孫の新吉との出会いの物語。

• 絵本専門士　おはなし会　芽ぶっく　

  読了日：2024/08/19

  江戸時代、鎖国だったこの国で外国の情報はごくわずか。「時」に注目し日本と外国（オランダ）の違いや当時の文化などを比較していて分かりやすい。

• nekonekoaki

  読了日：2025/09/01

  江戸のまちに時刻を知らせる「時の鐘」、日本橋石町にある鐘楼。主人公の新吉はここから江戸の町並みや人びとを眺めるのが好きな少年です。江戸の人びとは明六ツの鐘の音を合図に仕事を始めて、暮六ツの鐘で店じまいをします。現代のように腕時計なんかありませんので、時を知らせるこの鐘の存在がいかに大事なものだったのかが分かります。そして江戸は運河の発達した町でした。オランダ商館のヤンは一日かけて運河沿いの景色をスケッチをすることができて大喜び。新吉とヤンの友情が深まりました。2024年6月第１刷発行。

• 遠い日

  読了日：2024/08/04

  新吉少年とオランダ商人ヤンとの交流。棒手振りのベラボウさん、新吉の祖父を交え、威勢のいい江戸っ子がヤンの望みを叶えるべく秘密裡に動く。日本の植物、庭園の美しさを学びたいというヤンの願いは彼らによって一部ではあっても叶いました。冒頭と掉尾の男の子の行動は「石町の鐘はオランダまで聞こえ」の川柳への呼応でしょうか？

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