小林秀雄(文芸評論家)

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小林秀雄全作品 20

小林秀雄(文芸評論家)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106435607
ISBN 10 : 4106435608
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2004
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

全集未収録作品も含めた全作品を網羅し、初めて脚注を掲載した、構想も新たな小林秀雄全集。本巻には、ゴッホが自分自身を日々新たにしようと心を砕いた、その痛切な軌跡を読む「ゴッホの手紙」などを収録。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 散歩中

    絵の仕事を狂気に対する避雷針と呼び、生涯1枚しか売れなかった人。兄を援助した弟との600通以上の手紙。こういう生き方しかできなかった不幸。生きるのがどんなに苦しかったことか。30年以上積ん読していたが、意味は半分も分からず小林秀雄の熱のある文章とゴッホの火山のような制御し難い狂気を抱え精一杯生きようとした姿に揺さぶられて読了しました。非凡だが何かに憑かれた人。

  • ☆☆☆☆☆身交う

  • masanari

    何を書くかを書きながら考えるという小林の文体は長編には向いてないのかも。引用が長すぎてもはやゴッホの手紙の抄訳に小林がコメントをつけるという印象。ゴッホの生涯が知りたいなら他の本の方が読みやすいし、本書はあくまで初期の評論に感激した小林ファンが読むものだろう。しかしゴッホの手紙の中にあるわずかな小林の考察は相変わらずかっこいい。「(ゴッホの絵画は)新手法が試されたのではない、同じ着想が太陽に灼かれたのである。」

  • たつや

    文庫本で読了。小林秀雄がこんなにも絵画に詳しい人だということに驚いた、でも、小林秀雄を通して、深く解釈できた気がする。ゴッホはまだ深い。「僕が一枚の絵を鑑賞していたことは確かでない。むしろ、大きな目に見据えられて動けずにいた様に思われる。」この部分が好き。それと、対談で「まてまて、」という小林秀雄に笑った。音声で聞きたい。

  • 神田カリ太郎

    およそ評論というものこの人を通してしか知らないので感想しか言えませんが、著者の文章が好きな人は多いはずです。私も好きです。恐ろしく難解に見えて実は極めて素直です。対象に触れてそれを言葉にするとこうなるのか、と一瞬こちらが戸惑う時、そこに心ごと対象へ挑もうとする著者の狂おしいまでの姿が垣間見える気がします。

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