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インドの台所

小林真樹

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867930311
ISBN 10 : 4867930318
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

南アジア各地の食器・調理器具の輸入販売者にして日本屈指のインド料理マニアのアジアハンターが、インドの端から端まで、さまざまな台所をめぐる―。料理のみならず、食器や調理器具、調理工程に着目し、歴史や文化、社会問題などにも触れながら、これまであまり取り上げられてこなかった「食」の内側を覗き、さらにディープな食世界へと誘う、インド台所紀行!カラー写真多数。

目次 : 北インド(カシミールの宴席料理ワーズワーンの世界 シュリーナガル1/ 旧市街の奥の堅牢な館 シュリーナガル2 ほか)/ 南インド(白米と雑穀のはざまで チェンナイ1/ 異国で食べる昭和レトロメシ チェンナイ2 ほか)/ 東インド(「正しい」台所とは何か コルカタ1/ ビハーリー・マン・イン・コルカタ コルカタ2 ほか)/ 西インド(世界最大のスラム街 ムンバイ1/ 憧憬と追憶のボンベイ ムンバイ2 ほか)

【著者紹介】
小林真樹 : 東京都出身。インド・ネパールの食器、調理器具を輸入販売している有限会社アジアハンター代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • パトラッシュ

    前著『食べ歩くインド』では日本人の知らない様々な地方料理を紹介していたが、料理を作る台所も負けず多彩だ。均一なシステムキッチンが当然の日本に比べ、土地やカーストや民族で食習慣が全く違うインドは台所もバラバラだ。低所得層は土間に調理器具を置く例が多く、大きなバナナの葉が食器代わりになる。金持ちの豪邸や高級ホテルの厨房はタンドールを備え、ホームレスは歩道で煮炊きする。現地に住み着いた日本人は昭和レトロな料理を出すレストランを開き、スラム街は同郷人が集まった村の姿を呈する。これが本来の自由な生き方かもしれない。

  • Toshi

    アジアハンター小林真樹さんによるインドの台所探訪記。さすがインド食器輸入が本業だけに、インド各地を巡るだけではなく、ベンガルールでIT企業勤務独身男性のキッチンを覗いたり、コルカタで中華系移民の子孫を訪ねたり、視点が豊か。各エピソードは短いけれど、その裏のストーリーが深いのである。写真も豊富で、食事や台所の様子が良く理解できたが、想像力が豊かな方ではないので、できれば妹尾河童さんのような見取り図があれば、住居全体と台所の関係などが分かり、生活の空気も実感できた気がする。

  • ばんだねいっぺい

    インド料理には、興味があるので、著者の小林さんに同行できたらなと思った。インドの政府の強さ、ファーストフードのインドナイズ化、ネパール人労働者。男女格差。いろいろと思うところがあった。

  • アリーマ

    インドの全国各地を周り、ありとあらゆる台所を見せてもらってレポートする、という破天荒企画。ストリートの貧しい物売りの台所から、大都市の大富豪の豪華キッチンまで網羅する中で、インド各地の様々な風景が浮かんできてとても楽しい。既刊の各地料理話で、もうこういう話は出尽くしたろうな、と思ったのだが、今回もそこに劣らない。作者の執念みたいなものが何よりすごい。こういう話を読むたびに、一度くらいインドに行ってみたいとしみじみ思う。★★★★★

  • noko

    インド人はスロークッキングという言葉が好き。薪や牛糞でゆっくり伝統的に調理をする。味が良いだけでなく、健康にも良いと信じている人がいる。ガスは体に良くないと言う人も。冷えたものは体に良くないという考えも根強く、20年前位までは、ビールも常温。肉も常温で置いておき、一回で使い切りたがる。なるべく科学技術に頼らない反時代的なやり方での調理がインド人には美徳で理想。モディ政権のヒンズー至上主義のなかケーララは宗教多様性があるエリア。キリスト教にも三つあり、シリアンクリスチャン、ラテンクリスチャン、19世紀の人。

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