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五人目の告白 小林泰三ミステリ傑作選 創元推理文庫

小林泰三

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488420178
ISBN 10 : 4488420176
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2024
Japan

Content Description

自分の中には凶悪な人格が眠っている―記憶にない動物殺しや対人トラブルに苦しむ青年は、ノートを介して「敵対者」との対話を試みるが、忌まわしき存在はついに殺人にまで手を染め…二重三重のどんでん返しが待ち受ける「獣の記憶」をはじめ、全六編の掌短編を収録。読む者を巧みに翻弄し、独自のロジック×ゴシック世界へといざなう、『アリス殺し』の鬼才の真骨頂がここに。

【著者紹介】
小林泰三 : 1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガジン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『AΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。『天獄と地国』、『ウルトラマンF』でそれぞれ第43回、第48回星雲賞(日本長編部門)を、また、『アリス殺し』で2014年啓文堂書店文芸書大賞を受賞する。2020年没。2021年、第24回日本SF大賞功績賞が贈られた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • coolgang1957

    小林泰三さん初読みか?1.『獣の記憶』読んだことあるよなないよな😓読メのデータで調べると(頼りになります🤣)九つの奇妙な物語 (アンソロジー)で読んだらしい、話に混乱してよくわかってなかったみたい、まあ今も分かってないけど😓2.『攫われて』知らない人についていかないで💦3.『双生児』性格は違うの?4.『五人目の告白』ホラーなパラドックス5.『独裁者の掟』落ちだけ判りました、内容はさっぱり↘︎

  • 神太郎

    小林泰三の死後に刊行されたミステリ編の傑作選と銘打たれた短編集だ。『独裁者の掟』は海を見る人に収録されているからこそキラリと光るなと改めて思った。多重人格物であったりクトゥルフを思わせる地名で繰り広げられる双子のお話。実はこれがこの中では一番好きかも。クトゥルフ来るか?来ないんかーい!という感じでしたが、あの超常現象にも似たものはもしかしたら…と思わずにはいられない。毎回ステキな世界観を作り出してる人だったんだなぁと改めて痛感!

  • リッツ

    ずっと気になっていた作家さんだったがタイトルの分かりやすさに比べて(私的に)言葉が小難しいというかめんどくさい印象で以前挫折。短編集ならどうか?と今回チャレンジ。あ、またややこしいことを!と思ったがカラクリの面白さに次々とイケた。想像したよりグロいなぁと思いつつ。それぞれ良かったが『双生児』『独裁者の掟』が特に。慣れたので次回は長編楽しみたいと思います。

  • nil

    全部既読だろうし手持ちの作品の中からの再収録だろうけど、ファンとしては買わない訳にいかないからな……と積んでおいたもの。まさかの未読作品が、しかも遺作が収録されていて驚いた。コロナ禍真っ只中に書かれたであろう「籠城」はめちゃくちゃ小林泰三的で、あっさりしているしオチも読めてしまうものの期待通りの大好きな展開。既読分では「攫われて」と「双生児」が好き。もう4年も経つのかと改めて寂しくなった。これからも小林泰三名義で出たら買い続けるので再収録でも改装でもいくらでもしてください。

  • ねこ

    小林泰三さんらしさが伝わる短編集でした。ミステリと言うかホラーと言うか。小林泰三さんの描かれる女性キャラ達の口調と言うか雰囲気が好きなので、とても楽しくあっという間に読み終わってしまった。これからももっと沢山の話を読みたかった。

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