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なぜbbcだけが伝えられるのか 民意、戦争、王室からジャニーズまで 光文社新書

小林恭子

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334103521
ISBN 10 : 4334103529
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2024
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

二〇二二年に開局一〇〇周年を迎えた「BBC」こと英国放送協会。二〇世紀初頭にラジオ放送局として設立されると、間もなく世界に先駆けてテレビ放送を開始。技術と情報の最先端で、つねに同時代を伝えてきた。二度の大戦による危機、時の政権からの圧力、そして王室との確執―。数々の困難に直面してきたBBCの歴史は、社会や権力との距離に悩まされつづけてきたメディアの歴史に他ならない。多様化する視聴者の期待に応えながら、不偏不党の報道姿勢を貫いてきたBBCの一〇〇年。その黎明からの足どりを辿ることで、岐路に立つ「放送」と「公共」のあり方をも模索する。いま、公共放送に何ができるのか?

目次 : 第1章 「放送の世紀」の幕開け―英国民とBBC/ 第2章 「戦争の道具」としてのメディア―第二次大戦とBBC/ 第3章 「消費ブーム」にテレビは―戦後社会とBBC/ 第4章 「不和と対立の時代」―サッチャー政権とBBC/ 第5章 「SNS時代」のジャーナリズム―デジタル革命とBBC/ 第6章 「国民と王室の絆」―ダイアナ元妃、エリザベス女王とBBC/ 第7章 「ポスト放送の世紀」へ―ジャニーズと戦争とBBC

【著者紹介】
小林恭子 : 1958年生まれ。在英ジャーナリスト。1981年に成城大学文芸学部芸術学科(映画専攻)を卒業後、米投資銀行ファースト・ボストン(現クレディ・スイス)に勤務。読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ」(現「ジャパン・ニューズ」)の記者・編集者を経て、2002年に渡英。英国や欧州諸国のメディア、政治経済、社会事情を雑誌やニュースサイトに寄稿している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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  • 1.3manen

    1927年1月1日、BBCは英国放送協会(British Broadcasting Corporation)として生まれ変わった(29頁)。あのケインズもマイクの前に座ったという(35頁)。BBCテレビ放送は36年11月2日〜(42頁)。インフレ率がうなぎのぼりになっても、政府は大幅値上げに同意しなかった(130頁)。2006年3月、政府文書を踏まえた合意書が文化相と締結。公的目的のなかに、市民権及び市民社会を維持、教育と学習を振興、創造性と文化的卓越性を振興、などが王立憲章にあるようだ(194頁)。

  • たまきら

    BBC百年史、といった内容です。正直求めていたのは「何を報道して来たか」だけではなく、「なぜ国営放送でありながら、独自性を確保できるのか」というところだったので、そこにたどり着くのがほぼ最終章だったことはちょっと残念でしたが、歴史的背景を読んだことで、BBCの姿勢が立ち上がってくる感じは好みの構成でした。BBCは伊藤詩織さんを救えなかったけれど、ジャニーズ問題を公にすることに成功しました。日本のジャーナリズムが今もできないことを乗り越える外部の力。…もしものために覚えておきたい。

  • スプリント

    イギリスの公共放送局BCCの成り立ちから功績・課題など。 NHKとはかなり立ち位置が異なることがわかった。

  • 宇宙猫

    ★ タイトルから世界から信用される報道ができるジャーナリズムのあり方のような内容を期待していたが、BBCの歴史だったので外した感じ。政府の圧力を受けて、たびたび放送内容を変更しているのは意外だった。

  • ごへいもち

    「ジャニーズ」に惹かれて。あまり読み易くは無かった

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