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巣鴨プリズン 教誨師花山信勝と死刑戦犯の記録

小林弘忠

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784121014597
ISBN 10 : 4121014596
Format
Books
Publisher
Release Date
January/1999
Japan

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • あちゃくん

    戦後、東京裁判などで裁かれる戦犯を収容した巣鴨プリズンにて、精神的安定のため受刑者に寄り添い、A級戦犯7名を含む34名の刑死を看取った、教誨師花山信勝の一生を追った作品です。死にゆく人たちを看取るという過酷の仕事にも逃げ出さず、戦争の後始末をきちんと務め上げた師の働きに頭がさがる思いでした。

  • 小鈴

    教誨師に興味をもちこちらも読んでみたが、戦犯ならではの難しさを感じた。本自体は花山教誨師(浄土真宗)を中心にしつつも巣鴨プリズン全体を浮き彫りにするように描かれ、胸の内をほとんど語らない花山信勝教誨師を資料やメモから著者が推し量るように描かいている。A級戦犯の執行現場を見た唯一の日本人。。。執行日はクリスマスイブ前日で敗戦から三年、クリスマスで賑やかな銀座の様子をラジオで聞いて沈む花山教誨師の姿が痛々しい。

  • sasha

    戦勝国が裁き、GHQ管理下の巣鴨プリズンに収容された人々と初代教誨師として接した花山信勝の記録。個人が犯した罪で裁かれるのではなく、国家の犯した罪で個人が裁かれること自体がどうかとも思うんだけどね。「平和に対する罪」は戦勝国にもあるはずなんだけど。それは置くとして…。確実に死に向かう人に、その死を受容するよう説かなきゃいけないってのは辛いな。ましてや相手は戦犯だものな。迷いながらも真摯に受刑者たちに向き合い、遺書の写しを遺族に届けることまでしたのに批判も多いのは切ないね。

  • depo

    図書館リサイクル本。前から読んでみたかった本だったが、図書館のリサイクルコーナーにあり、喜んで貰ってきた。2発の爆弾で数十万人を殺すことを命じた人の名前は分かっているのに、その人の罪は追及しないなんて、戦争裁判って何だろうか。

  • tecchan

    東京裁判の被告達を収監していた巣鴨プリズンの初代教誨師 花山信勝氏と死刑戦犯達との交流を描いたノンフィクション。 A級、BC級にかかわらず、罪に問われた戦犯達、そして残された遺族達の気持ちは切ない。彼らの最期を看取った氏の気持ちはいかばかりか。

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