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ISBN 10 : 4121507045
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日本のオリンピックの歴史は大学抜きには考えられない。戦前、オリンピックの精神として貫かれたアマチュアリズムに起因し、両者の親和性は極めて高い。実現には至らなかった1940年東京大会では、構想から大学が深く関わった。戦後、企業スポーツ隆盛の時代へと移ってもなお、大学生オリンピアンは不滅だ。1912年大会から2020年東京大会までを振り返り、両者の関係から浮かび上がる、大学の役割、オリンピックの意義を問う。
目次 : 二〇二〇年東京大会―一年延期を学生はどう受け止めたか/ 一九一二年大会〜三六年大会―文武両道 戦前の学歴エリートたち/ 一九四〇年―「幻の東京五輪」の学徒動員/ 一九五二年大会〜六〇年大会―慶應・東大ボート部栄光の軌跡/ 一九六四年大会〜六八年大会―部の伝統ゆえ、オリンピックを辞退/ 一九六四年東京大会―オリンピック秘話1 学生通訳編/ 一九六四年東京大会―オリンピック秘話2 裏方学生編/ 一九五二年大会〜七六年大会―転身いろいろ、競技も人生も大学名も/ 一九八〇年大会〜二〇一六年大会―大学生オリンピアンは不滅なのか/ 一芸に秀でた新設校、マイナー競技強豪校/ 議論風発!教員たちのオリンピック学
【著者紹介】
小林哲夫 : 教育ジャーナリスト。1994年より『大学ランキング』(朝日新聞出版)編集者。1960年神奈川県生まれ。教育、社会問題を総合誌などに執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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