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昭和が遠くなって 本音を申せば

Nobuhiko Kobayashi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784163690308
ISBN 10 : 4163690301
Format
Books
Publisher
Release Date
April/2007
Japan

Content Description

いじめに象徴される格差社会の歪みを直視する一方で、「ゆれる」「硫黄島からの手紙」に絶賛の拍手を送る。時代と世相の“今”を書き続ける、「週刊文春」連載のクロニクル的エッセイ最新刊。

【著者紹介】
小林信彦 : 昭和7年(1932年)、東京生れ。早稲田大学文学部英文学科卒業。翻訳推理小説雑誌編集長を経て作家になる。「丘の一族」「家の旗」などで芥川賞候補。平成18(2006)年、第五十四回菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • kokada_jnet

    週刊文春の2006年分のコラムをまとめたもの。小泉政権、安倍政権への怨嗟描写が多く、全体的に暗い本だ。「ピンク・パンサー」リメイク版を好機として、2回、スティーブ・マーティンを紹介してくれているのが嬉しかった。小林さんのファンなら、彼が面白いことはとっくに承知のはずだけど、「週刊誌の読者」を意識してのことだろう。 これは細かい点だが、「エノケンの孫悟空」を論じた回で、「戦時中の中国アニメで『西遊記・鉄扇公主』という映画が面白かった」とあり。「鉄扇公主とは孫悟空のことらしい」と書いているのが間違い。

  • Our Homeisland

    ここ読書メーターへの登録がたったの11とは、寂しいです。大ベテランの小林氏が週刊文春に連載したエッセイの単行本です。思い出せば小学校の高学年の時に文庫本を、文字通り、弟(双子なので同じ年)と一緒に取り合うようにむさぼり読んだオヨヨ大統領のシリーズが、子供向け名作シリーズ以外の本をガツガツと読んだ最初でした。荒唐無稽ではあった記憶がありますがスピーディーな展開を夢中になって読みました。その作者によるエッセイは、あまり知らない映画やラジオなどのことや小泉政権への批判などについて書かれています。

  • makimakimasa

    令和になって益々遠くなった昭和懐古の本を読むという主旨。表紙がヒルズなのに象徴される様に、ホリエモン逮捕にまつわる故永田議員の偽メール問題が話題だった2006年のエッセイ集。著者は当時既に74歳のお爺さんである。映画『Always 三丁目の夕日』も流行っていた頃で、一種の昭和ブームに対する著者なりの見方も示される。映画やTVの話が多めで、特にアメリカの俳優など語り出されるとさっぱり分からず辛い。邦画『ゆれる』を絶賛していて、これは観てみたいと思った。全体的には退屈な内容で文体も苦手な本だった。

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